「疲れて吐き気」がある症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「疲れと吐き気」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
なぜ疲れると吐き気が起きるのでしょうか
関口 雅則(医師)
強い疲労やストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れて胃腸の動きが低下し、胃酸分泌も不安定になります。その結果、胃のむかつきや消化不良が起き、脳が「気持ち悪い」「吐きたい」というサインとして吐き気を感じるようになります。また、寝不足や食事の乱れ、脱水なども重なると、より吐き気が出やすくなります。
体の疲労感と吐き気でつらいとき、何科の病院を受診したら良いでしょうか?
関口 雅則(医師)
迷ったときは、まず一般内科か消化器内科の受診がおすすめです。全身状態や胃腸、脱水、血圧・血糖などを広くチェックしてもらえます。検査の結果、メンタル不調や自律神経失調症が疑われれば、心療内科や精神科を紹介されることもあります。「どこに行けばよいか分からない」ときは、かかりつけ医や近くの内科にまず相談するとよいでしょう。
眼精疲労で気持ちが悪いときに即効性がある対処法を教えてください。
関口 雅則(医師)
パソコンやスマホの画面から目を離し、遠くを見るか目を閉じて数分休ませることが基本です。次に、席を立って首や肩を回し、こわばった筋肉をほぐすと目の奥の重さや吐き気が和らぎやすくなります。蒸しタオルや市販のアイマスクで目の周囲を温めて血流を促すのも有効です。それでも改善せず、頭痛やめまいを強く伴う場合は眼科や内科を受診してください。
疲れていて吐き気とめまいがするときに効く市販薬はありますか?
関口 雅則(医師)
胃のむかつきが主な症状であれば、胃酸を抑える薬や胃の動きを整える胃腸薬、一般的な吐き気止めなどの市販薬を使うこともできます。ただし「疲れ・吐き気・めまい」が重なる場合は、低血圧や脱水、内耳や脳の病気が原因のこともあるため、市販薬だけに頼り続けるのは避けましょう。数日飲んでも良くならない、悪化していく、歩けないほどのめまい・強い頭痛・しびれを伴うときは、早めに医療機関で原因を確認してもらうことが大切です。
まとめ 疲れて吐き気があるときは無理をせず休む
疲れて吐き気があるときに一番大切なのは、「無理を続けず体のサインとして受け止めること」です。仕事や家事、ストレス、寝不足が重なると胃腸や自律神経に負担がかかり、吐き気として限界を知らせることがあります。
安静・睡眠・水分・消化にやさしい食事などのセルフケアで改善する場合もありますが、強い痛みや頭痛、めまい、胸の痛み、黒色便・血便、嘔吐の繰り返しがあれば重大な病気が隠れている可能性があります。そのときは市販薬だけに頼らず、早めに内科や消化器内科、場合によっては救急外来を受診してください。
「疲れているだけ」と放置すると治療のタイミングを逃すこともあるため、つらさが続く、普段と違う症状を感じるときは一人で抱え込まず医師に相談することが大切です。

