
「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニ(毎週金曜夜9:00-10:00 ABEMAアニメチャンネル)の#69が12月5日に放送。熊谷健太郎が先輩のたくみ靖明に、声優としての悩みを打ち明けた。
■8年違いの先輩後輩
番組が2人のアニメ関係者をカップリングし、食事をしながらトークを繰り広げる人気企画「カプカプトーク」の後編では、熊谷健太郎がたくみ靖明にガチ相談。「常識にとらわれないキャラクターを演じるとき、どう表現すべきか悩む」と語り、「そう考えると理性が出てるとか、真面目なところ出てると言われてしまう」と明かす。
これに対し、たくみは「岸尾だいすけさん、前田剛さん、佐藤せつじさんなど、コミカルなシーンをいろんな味付けで演じられる方が業界にはたくさんいる。でも“あの人たちみたいにやろう”と思うと、無理してる・嘘ついてるってバレちゃう。だから自分なりのものを見つけるしかないと思うし、変なことをしようとすると背伸びしたねってすぐバレる。そういう部分を大事にしている」とアドバイス。熊谷も「僕、そっちに転がっちゃってたと思うんですよね」と納得の様子を見せた。
さらに、たくみが衝撃を受けた声優として名前を挙げたのは勝生真沙子。「立体的な表現で、演じているときは飄々として力も入っていないのに、オンエアを見たときの表現力に圧倒された。あんなに力を抜いているのに表現がおばけみたいで…。想定以上の魅力が詰まっていて、こうなりたいと思ったし、そのキャラクターの魅力を引き出せたらそれでいいと感じた」と語った。
今後の目標について、熊谷は「こういうことを言うと早いかもしれないけど、生涯現役で健康に声優を続けたい。もっと具体的には、全国公開の映画で声優をやりたい。劇場作品ならではの臨場感を味わってみたい」と明かした。
一方たくみは「楽しく生きる」と話し、「声優以外に楽しいと思えるものが見つかったら辞めるかもしれない。でも今はそれ以上のものがないから声の仕事や舞台を続けている。最終的には“楽しかった”と思って死にたい。まだまだこの世界で生きていたいし、もっと上手くなりたい。熊谷くんとも共演作を増やしたいし、尊敬する先輩方と面白いことをしたい。そのための努力は続けたい。声優としてだけじゃなく、人間・たくみ靖明として勝負できるようになれたら」と語り、熊谷も「わがままを言うなら、ずっとご一緒させてください」と深く頭を下げた。

