
反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:30-10:00/第4金曜地上波放送終了後配信、ABEMA SPECIALチャンネル)の12月5日放送回は、かもめんたるの岩崎う大の『キングオブコント』の寸評が的確すぎることから立ち上がった、年に一度の賞レース企画「キングオブう大2025」の後半戦が行われた。
■後半戦は“しくじり学園SPユニット”を含む 3組がネタを披露
「キングオブう大2025」には、青色1号、うるとらブギーズ、カゲヤマ、そいつどいつ、ベルナルドの5組に加え、オードリー若林正恭、平成ノブシコブシ吉村崇、ハライチ澤部佑、アルコ&ピースによる“しくじり学園SPユニット”の全6組が参戦。前半戦のトップは、うるとらブギーズの「91点」。後半戦では、カゲヤマ、そいつどいつ、“しくじり学園SPユニット”の3組がコントを披露した。
最初に登場したカゲヤマは、“トイレ待ち”というシチュエーションで、トイレ内部の人物と外で待つ人物が“怖い人マウント”を取り合う、特殊な攻防を描いたコントを披露。う大はこれを暫定首位のうるとらブギーズを上回る「92点」と採点し、「想像させてくれて、おもしろいコント体験をした」と絶賛した。
そのうえで、「『便意はどこにいっちゃったんだろう?』って思った」と、トイレ待ちする側の“便意”が途中で忘れられていると指摘。時間経過に合わせてその描写を入れるとより自然になると助言しました。また、効果音の活用やボケの追加、相手の発言に対する“感情の機微”の描写があれば、ただの言い合いにならず厚みが出ると分析。う大のアドバイスに、カゲヤマ・益田康平は「聞いただけで思わず笑ってしまった」「めちゃくちゃいいネタになりそうだなと思いました」と手応えを語った。
続くそいつどいつは、心霊スポットに訪れた友人に“森の守り神”が憑依するというハイテンションなコントを披露。市川刺身の奇怪な動きと強烈なキャラクターにスタジオでは笑いの連続となるが、う大は「90点」と評価。
「刺身の動き、パワフルなおもしろさは良かった」と賛辞を送りつつ、「(市川の声色が)意外と音が入ってきづらい」「もっとノーストレスで見たいのに、“ちゃんと聞かないと”ってところがあってもったいない」と課題も提示。
ツッコミの松本竹馬のキャラ設定や友人同士の関係性の変化、オリジナリティのあるやりとりを盛り込めるとより良くなるとアドバイスしたう大先生は、「めっちゃウケてるからいいんだけど、『キングオブう大』となった時にオレの中の基準で点を付けさせてもらいました」と語った。
う大先生の評価に、市川は「マジで優勝だと思いました」と手応えを感じていた本音を語り、松本も「悔しいです」とコメント。「もう途中から優勝だと思ってなかった?」「ウケてたもんね」というしくじり学園メンバーの声に、松本は「ちょっと照れて笑っちゃったりしてました」、市川も「キングオブう大むじぃ」と答え、笑いを誘った。

■ノブコブ・吉村「蓮見テメェコラッ!」
ラストに登場した“しくじり学園SPユニット”は、8人組ユニット・ダウ90000の蓮見翔書き下ろしによる終電コントに挑戦。酔っ払い客たちや“酒を狙ってコップを持って現れる男たち”、混乱に巻き込まれる乗客の姿など、中堅芸人たちを生かした群像劇を披露したが、う大の評価に吉村が思わず「蓮見テメェコラッ!」「恥かかせやがって」と悪態をつく事態に。
そして、全6組の激戦を制して優勝したのは、カゲヤマ。益田は「本当嬉しい」「そいつどいつが優勝かなと思った」と謙虚に語りつつ、「最後(SPユニット)は安心して観られました」と笑いを誘った。「キングオブう大2025」は配信後7日間、無料で視聴可能。


