血圧の薬を服用できない人の特徴
血圧の薬は多くの人にとって有効ですが、服用できなかったり、特に慎重な投与が必要になったりする場合もあります。
薬によって異なりますが、血圧の薬を服用できない人の例をいくつか紹介します。
飲み合わせの悪い薬を服用している
一部の血圧の薬は効果が強くなりすぎたり弱くなったりする可能性があるため、いっしょに飲めない薬があります。たとえば、以下のような薬です。
一部のカルシウム拮抗薬:抗真菌薬や抗ウイルス薬の一部
一部の利尿薬:一部の免疫抑制剤
また、いっしょに飲むことはできるものの、薬の量や種類を慎重に検討する必要がある薬も少なくありません。
飲んでいる薬がある方は、必ず医師・薬剤師へ伝えるようにしてください。
その薬の成分にアレルギーがある
過去に特定の降圧薬で発疹、かゆみ、アナフィラキシーショックなどのアレルギー反応を起こしたことがある場合、同じ系統の薬も避ける必要があります。
薬のアレルギーがある場合は、必ず受診時に伝えるようにしてください。
腎臓・肝臓の機能が大きく落ちている
多くの薬は、腎臓や肝臓で代謝・排泄されます。そのため、腎臓や肝臓の機能が大きく弱っていると、薬の代謝ができずに、効果が強く出すぎたり副作用が出やすくなったりする可能性があります。臓器の状態によって適切な薬の種類や量が異なるため、健康診断で異常を指摘されたことのある方や他の病院で治療を受けている方は必ず医師へ伝えてください。
「血圧の薬」についてよくある質問
ここまで血圧の薬について紹介しました。ここでは「血圧の薬」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
血圧を下げるデメリットについて教えてください。
伊藤 陽子(医師)
血圧を下げるデメリットは、以下のとおりです。
・下がりすぎるとめまい、ふらつきが出る可能性がある
・薬が合わないと副作用が出る可能性がある
・長期的な治療が必要なこともあり、医療費がかかる
ただし、基本的には血圧が高い状態を放置すると、心不全、腎不全、脳卒中などの病気が引き起こされることもあります。この場合には命の危険性もあり、またさらに高額な医療費がかかります。血圧について不安な点がある場合は、早めにかかりつけの内科・循環器科へ相談しましょう。
血圧の薬を飲む目安について教えてください。
伊藤 陽子(医師)
血圧の薬を飲み始めるタイミングは、以下のような複数の要因から総合的に判断します。
・現在の血圧
・基礎疾患の有無(心疾患・脳血管障害・生活習慣病、腎臓病など)
・年齢
・喫煙の有無
血圧がやや高くても、リスクとなる因子が少ない場合は生活習慣の改善による血圧低下を試みます。生活習慣を改善しても血圧が下がらない、もしくは改善が難しいなどの場合は、薬の処方を行います。
どの程度の期間、生活習慣の改善のみで様子をみるかも、リスク因子と現在の血圧によって異なります。

