「不整脈になりやすい人の特徴」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「不整脈になりやすい人の特徴」はご存知ですか?医師が徹底解説!

不整脈になりやすい人の特徴とは?メディカルドック監修医が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「不整脈の原因」はご存知ですか?なりやすい人の特徴・予防法も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山内 昴也

監修医師:
山内 昴也(医師)

東北大学医学部卒業。地域の中核病院で救急医療に従事し、その後東北大学病院精神科で医員として勤務。地域の精神科救急病院で精神科救急医療に従事した後に、東北大学病院精神科に再度勤務。身体疾患を持つ患者に対して介入を行うリエゾン精神医学を中心に、広く精神医療を実践している。医療ライターとしても活動しており、一般の方に正しい医療情報を発信している。

「不整脈」とは?

不整脈は、脈が遅くなる「徐脈」、脈が早くなる「頻脈」、脈が一定ではなくなる「調律の異常」の大きく3つに分類されます。不整脈が起きても全く気がつかないことや動悸を感じる程度でおさまる場合もありますが、症状が強くなるとめまいや冷や汗、眼の前が暗くなる、失神などの症状が出る場合もあります。不整脈の原因や一般的な症状、生じやすい人の特徴、生活習慣、予防法、危険な症状を確認しましょう。

不整脈になりやすい人の特徴

高齢者

年齢を重ねるに連れて、男女問わず不整脈の頻度が上がっていきます。今まで病気をしてこなかった人でも発症することがあるため、定期的な健診を行いましょう。

内服薬が多い

抗不整脈薬、抗菌薬、抗真菌薬、抗アレルギー薬、抗精神病薬、高脂血症薬、抗がん剤など、内服薬には心電図に変化を生じさせるものがあります。一つの薬剤では大きな影響が出ない場合でも、複数の内服薬を使うことで脈に影響を与える可能性があります。

家族に突然死した人がいる

重篤な不整脈で亡くなるときには、突然死となる場合が珍しくありません。不整脈で亡くなったとわかっていない場合でも、突然死をした家族がいる場合には遺伝性の不整脈が隠れている可能性があります。

生活習慣病にかかっている

不整脈は心臓や心臓の血管に負荷がかかることによって起きやすくなります。糖尿病や高尿酸血症(痛風)、肥満、高血圧は心臓や心臓の血管への負荷を増やす原因となるため、不整脈のリスクが高くなります。また、喫煙や飲酒、睡眠不足などの生活習慣自体でも不整脈は生じやすくなります。

心疾患を他に持っている

不整脈は他の心疾患によって生じやすくなることが知られており、心筋梗塞、心筋親近疾患(肥大型心筋症、拡張型心筋症など)、心不全、先天性心疾患術後などの基礎心疾患を持っている場合には、不整脈のリスクが高くなります。

配信元: Medical DOC

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