
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『コンサートでのアレ』を紹介する。『工務店の日報』シリーズを投稿するアカウント・工務店の日報さんが、11月21日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8.8万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、作者の福田雄一さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■はじめてのコンサートを振り返る女性

楽器ケースを背負う女性に、眼鏡をかけた女性が話しかける。大好きなミュージシャンのコンサートに初めて行った時のことを振り返り、しみじみと語り出す。
そのコンサートでは1番聞きたかった曲も演奏されたが、ミュージシャンはサビを自分で歌わず観客に歌わせようとしたという。「あの人の声で聴きたかったわぁ」と振り返り、寂しさを滲ませるのだった…。
このライブでの思い出を振り返る漫画を読んだ人たちからは、「価値観ギャップが時々ある」「歌手の声が聴きたいんだよね」「俺が歌うんかいってなる」「めっちゃ共感する」など、多くのコメントが寄せられている。
■「ニュートラルに受け取ってもらえたら嬉しいです」作者・福田雄一さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
以前からずっと思っていたことなんですが、自分以外の人はどう思っているんだろう?と思い漫画にしてみました。
――本作では、ミュージシャンへの愛をとても強く感じました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
こだわったというか、この行為ってミュージシャンの方は、お客さんに「楽しんでもらいたい」「一緒に歌いたい」と思ってると想像するので、善か悪かという話ではなくニュートラルに受け取ってもらえたら嬉しいです。
――本作で語っていた方は、同じミュージシャンの他のライブなどでしっかりと歌声を聞くことはできたのでしょうか?
推しのミュージシャンのコンサートには毎回欠かさず行くタイプの方も多いとは思いますが、
この方はそのタイプではないので、まだ生では聴けてないようです。
――普段、作品のエピソードはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
普段感じてることが大前提にはありますが、人から聞いた面白いエピソードなども描くことはあります。
――今後の展望や目標をお教えください。
今回取り上げていただいた作品はエッセイ漫画のようなテイストですが、現在「戦国工務店」というゴリゴリのフィクション漫画を描いていて、ぜひそちらも注目していただけると嬉しいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
寒い日がつづきますが、風邪をひかないようご自愛ください。

