復縁したのに…最終回「終わりにしよう」の衝撃
第1話では「令和のクソ男」「史上最悪のモラハラ彼氏」と総スカンを食らっていたはずの男が、最終回にして「一番報われなかった男」として視聴者の涙を誘っています。2025年12月9日に最終回を迎えたドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)。なぜ、竹内涼真さん演じる“勝男”は、ここまで愛され、そして同情されることになったのでしょうか。
視聴者が最もショックを受け、そして議論を呼んでいるのが、クライマックスの別れ話のシーンです。
第9話で一度は復縁を果たし、「今度こそ幸せに」と願った勝男(竹内涼真)と鮎美(夏帆)。しかし、鮎美から「自分の店を自分でやりたい」「誰かの後ろじゃなく、横に立ちたい」という本音をぶつけられた勝男は、長い沈黙の末にこう告げました。
「よし、決めた。終わりにしよう」
この決断に対し、放送直後のX(旧Twitter)では「#勝男かわいそう」のハッシュタグが急浮上。「復縁した意味は何だったんだ…」「勝男が成長したからこその別れって残酷すぎる」と悲鳴が上がりました。
「クソ男」から「愛おしい男」への大逆転
勝男というキャラクターの変貌ぶりは、まさにこのドラマのハイライトでした。
当初は「料理は女の仕事」と言い放つ典型的なモラハラ彼氏でしたが、鮎美を失ったことで自分の愚かさに気づき、不器用ながらも料理に挑戦し、価値観をアップデートしようともがきました。
そんな彼の努力を見てきた視聴者からは、最終回の結末に同情の声が殺到しています。 「最初はクソだったけど、最後まで変わろうとした勝男が一番報われなくて泣いた」 「勝男が鮎美のこと本気で愛してるのが伝わりすぎて辛い」 「鮎美は自立を選んだのかもしれないけど、勝男の愛が一方通行に見えて切ない」
鮎美のために自分を変え、最後は鮎美の夢のために「身を引く」という最大の愛を見せた勝男。その献身が報われない結末に、多くの視聴者が心を痛めているのです。

