
駒木根葵汰×新原泰佑がW主演を務める水ドラ25「25時、赤坂で Season2」(毎週水曜深夜1:00-1:30ほか、テレ東系ほか/TVer・Leminoにて配信)の最終話が12月3日に放送された。羽山(駒木根葵汰)が白崎(新原泰佑)に誕生日プレゼントを贈る様子が描かれて、キュンキュンとさせられた。X(旧Twitter)でも、「ラストは映画のようで情緒たっぷり素敵でした」「私たちにも麻水さんの香水ください」「自分の香りの香水プレゼントする羽山さんが素敵すぎてお手上げ」とコメントが寄せられた。(以下ネタバレを含みます)
■芸能界を舞台に、俳優同士の恋模様を描くラブストーリーの続編
夏野寛子による同名漫画を原作とした同ドラマは、芸能界を舞台に、美しい容姿と実力を兼ね備えた人気モデルで俳優の羽山麻水(駒木根)と、オーディションを勝ち抜き羽山の相手役に大抜てきされた新人俳優・白崎由岐(新原)が恋に落ちていく様子を甘く切なく描いたラブストーリーの続編。前作は2024年4月期に放送された。
今作では、両思いの末にようやく結ばれた羽山と白崎のその先の姿を描く。胸に秘めた思いを通わせ、晴れて恋人同士となった羽山と白崎。人気俳優として順風満帆に仕事をこなす羽山、注目の若手俳優としてステップアップした白崎は、多忙なスケジュールの僅かな隙間を縫い、羽山の家で時間を共にしていた。
予定通り撮影準備に入った「昼のゆめ」のスペシャルドラマだが、そこに2人の関係に波乱を呼び起こす出来事が起きる。さらに、原作で人気を博す“舞台編”も描かれる。
■羽山×白崎に関わる登場人物も多彩なキャストが演じる
Season1からの続投キャストでは、羽山と同期の俳優で、「昼のゆめ」の共演者である佐久間はじめを宇佐卓真が、佐久間の後輩で、「昼のゆめ」の共演者である山瀬一真を南雲奨馬が演じる。
また、羽山と白崎とは大学時代に同じ演劇サークルに所属していて、羽山の良き理解者であるゲイバーの店員・三原望役に篠原悠伸、新人俳優の白崎を抜擢した「昼のゆめ」監督・川田明日香役に今川宇宙、「昼のゆめ」スペシャルドラマの制作が決定し、引き続き作品を盛り上げるべく奮闘しているドラマプロデューサー・牧田大輔役に福津健創。
さらに、羽山の母親でモデル出身の羽山はるか役の雛形あきこ、白崎のことを全力でサポートするマネージャー・篠田翔太役の橋本淳、羽山をスカウトし、モデルデビュー時から担当する敏腕マネージャー・明野圭役の片山萌美が引き続き出演する。
一方、新キャストでは、舞台「雨と懺悔」の演出家・青山慶一郎役を中村まことが、舞台「雨と懺悔」の出演者で、舞台界で名を轟かせる青山慶一郎作品の常連キャスト・藤岡隆史役を石田佳央が、舞台「雨と懺悔」のプロデューサー・野澤玲子役を町田マリーが、舞台「雨と懺悔」のオーディションに参加している若手俳優で、過去の経験から白崎に対してとある思いを抱えている黒木蛍太役を夏生大湖が務める。
■恋人となった羽山と白崎は甘い日々を過ごす
ドラマ「昼のゆめ」をきっかけに一躍時の人となり、超人気俳優・羽山麻水とついに恋人となった白崎由岐。2人は多忙を極めながらも、羽山の家で逢瀬を重ね、甘い日々を過ごしていた。「昼のゆめ」の続編スペシャルドラマでは、佐久間はじめや山瀬一真といった変わらない顔ぶれが集結。白崎は、ドラマのように自分たちもすれ違ったりするのかなと不安をこぼしつつ、恋人役を演じる。
そして、羽山の誘いで2人は同棲することに。仕事では、白崎は憧れの青山慶一郎が演出する舞台「雨と懺悔」のオーディションに合格。羽山は同舞台のオーディションを辞退して、主演映画「ラストノート」に挑む。
■羽山は白崎に誕生日プレゼントを贈る
舞台「雨と懺悔」の初日。舞台に立った白崎、佐久間、黒木らは演技で観客を圧倒し、大喝采が沸き起こった。
海辺で手を繋いで歩く羽山と白崎。イギリスでの映画の撮影を決心した羽山に「イギリスかぁ、遠いなぁ」と白崎がぼやくと、羽山は「うん」と言う。
「しばらく、離れ離れですね」と白崎が言い、軽く頷く羽山に「麻水さん、もし向こうで何かしんどいこととかあったらいつでも言ってくださいね。俺、今まで何度も麻水さんに助けてもらったんで。今度は俺が支えたいんです」と白崎は羽山の目を見つけて訴え、「でも、麻水さんみたいにうまくできるかわからないけど」と自信なさそうに視線を落とす。
羽山が笑って「ありがと」と言うと、白崎はこくりとうなずく。
海辺に座って「はい、誕生日プレゼント」と羽山はリボンのかかった箱を渡す。「おめでと」と羽山が祝いの言葉を伝えると、白崎ははにかむように笑って「ありがとう。開けていいですか?」と箱を開ける。
中には香水が2つ入っており、「白崎くん、アクセサリーつけないでしょ。だからその代わりに」と羽山が言う。白崎は1つ取り出して手首に吹きかけて嗅ぎ、「すげぇ、かっこいい」とほほ笑む。「白崎くんに似合いそうだなぁって思って」と羽山が言うと「麻水さんが思う俺ってこんな感じなんだ」と白崎はもう一度匂いを嗅ぐ。
白崎がもう1つを取り出し、「こっちは?」と羽山に聞くと、羽山はなぜかはぐらかすように視線を逸らす。白崎が手首に吹きかけて嗅ぐと「あ、これ、麻水さんの匂い」と嬉しそうに羽山を見る。
「しばらく離れ離れなっちゃうし、ずっとそばに身に着けておけるものを送りたかった」と羽山が説明すると、白崎はふふっと笑って「嬉し。大事にします」と羽山を見つめる。
夕暮れが迫る時刻。羽山が「俺ね、ひとつ夢があるんだけど。もう一度、白崎くんと芝居がしたい」と告げてから「っていう夢」と照れ隠しのように付け足す。白崎も「俺も」と言って2人で見つめ合い、やさしくキスを交わすのだった。
プレゼントを本当に嬉しそうに喜ぶ白崎がかわいらしく、身につけておける自分の香水を送る羽山にちょっぴり独占欲を感じてキュンキュンとさせられた。X(旧Twitter)でも、「ラストは映画のようで情緒たっぷり素敵でした」「私たちにも麻水さんの香水ください」「自分の香りの香水プレゼントする羽山さんが素敵すぎてお手上げ」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳

