「本当にボケた…」→家族から金をだまし取る祖母と父に【因果応報】|お年玉を盗んだ犯人扱いされた話

「本当にボケた…」→家族から金をだまし取る祖母と父に【因果応報】|お年玉を盗んだ犯人扱いされた話

悪質な家庭内での金銭的詐欺。昔から亭主関白で嫁いびりを見逃す父との熟年離婚を、母は決意します。美鈴は支えようと、同居を提案しました。

離婚と慰謝料請求に踏み出した母

慰謝料

決意した母の行動は早かった。すぐに弁護士に相談し、民事訴訟への準備を行う。今回の件で、父と祖母に対して不当利得返還請求、また精神的苦痛を感じたという理由で慰謝料請求も起こす。そう、母は重い鉄槌を彼らに下すことにしたのだ。

相談した弁護士は優秀で、盗られたお金は無事に返されたうえ、30万円の慰謝料を請求し、支払いを約束させた。すべてを終えた母は穏やかに言う。

「実際、お金はいらないのよ。今後一切関わらないでもらえるならね」

離婚による財産分与を済ませた後、母は私たちの家に引っ越してきた。2歳の娘は祖母と一緒に住めることを素直に喜び、私もうれしく思う。夫もまた、母の手料理が好みだったようで夕食がますます楽しみになったそうだ。

家族を欺いていた父と祖母の末路

認知症

一方の父は、離婚後に家を手放し、祖母宅で同居を始めた。料理もろくに作れない父は母親の世話になろうとしたのでしょうが、祖母はもう86歳。世話をする側ではなく、される側。

ある日突然、父が母に連絡を入れてきた。

「母さんが本当にボケたらしい。今は俺を泥棒扱いしてる。なあ、どうすればいいと思う?」

祖母は認知症を発症したらしい。隣でスマホの会話を聞いた私は、優しい母が手を差し伸べてしまうのではないかと心配した。しかし、母は冷静だった。

「役所に相談してみたら、いろいろ教えてくれるんじゃないかしら?私はもうあなたやお母さんの家族ではないから、よくわからないわね」
「お前、そんなこと言ったって妻だろうよ」
「“元”ね。今は他人でしょ?」

きっぱりと言った母は、積年の恨みをぶつける。

「あなたが蒔いた種だと思いますよ。私への嫁いびりに加担して、お金までだまし取ったんですもんね」
「すまない。心から反省してるから…」
「あなたの言葉は信用できません」

母は電話を切るとすぐに着信拒否を設定し、父が連絡を取れないようにした。

配信元: ママリ

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