信頼関係が家族の絆を作る
家族は信頼関係がなくては継続できない。夫婦ならばなおさらで、血のつながりがない両者を結ぶのは「お互いを思いやる優しさ」だ。父は母に甘えるばかりで、自分が信頼されるようなことを何もしなかった。だから熟年になって困っても助けてもらえないのだ―――。
そして母は今、私たち家族と新たな信頼関係を作り上げている。支え合いによる家族の絆だ。
「ミノルさんお帰りなさい、大根の煮物作っておいたわよ」
「お義母さん、ありがとうございます。それ大好きなんです」
「ミユも~!」
夫と娘にすっかり懐かれた母と一緒に、毎日楽しく暮らしている。両親が見せた家庭内の信頼と因果の物語を見て、私もこれから家族と信頼関係を築けるよう、頑張ろうと思う。
あとがき:因果応報の結末と、これからの学び
因果応報…そんな言葉がしっくりくる今回の顛末は、美鈴にとって「家族のあるべき姿」をあらためて考える機会になったようです。父と祖母からの泥棒扱いという濡れ衣から始まった出来事はショッキングでしたが、母を長年の地獄から抜け出せられたのはよかったと言えますね。
家族だからこそ、甘えすぎずに過ごさないと信頼は得られません。それに気づけた美鈴たち家族もまた、同じ轍を踏むことはないでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

