3.体の不調や加齢で動作がつらい
砂をかけない原因として見落としがちなのが「体の痛み」や「加齢」です。排泄後に砂をかく動作は、腰や後ろ足を使う動きが必要です。関節炎、腰痛、神経痛、肥満による負担などがあると、砂をかく姿勢そのものがつらくなって行動しなくなるケースがあります。
また、膀胱炎などの尿路のトラブルがある猫は、排泄自体が不快で早くその場から離れたい気持ちが強く、砂をかける余裕がありません。便秘気味の猫でも同様の傾向が出ます。
特にシニア期に入った猫は、若い頃と比べて砂をかく頻度が下がりやすいため、「単なる癖」と思い込まず、体の変化として注意深く観察してあげる必要があります。排泄の姿勢がいつもより不安定だったり、回数や量に変化があれば病院の受診を検討しましょう。
砂をかけない状態を放置しても大丈夫?
砂をかけない行動が性格や習慣によるもので、排泄の量や回数、食欲、元気が普段通りなら様子を見ていても問題ないでしょう。あまり神経質に注意すると、猫との関係に亀裂が入り余計なストレスを与えてしまう可能性があります。
環境が原因である場合は放置せず、改善策を取りましょう。トイレが汚い、狭い、砂が合っていない状態のままだと、トイレ自体を避けるようになります。便秘や膀胱炎のリスクが高まるだけでなく、不適切な場所で排泄するようになる可能性もあるため注意が必要です。
絶対に放置してはいけないのは、病気が疑われる場合です。
砂をかけなくなっただけでなく、以下のような行動が見られたら、膀胱炎や尿路結石などの可能性があります。
トイレの頻度が増える 鳴きながら排泄する 少量しか出ない、または全く出ない 血尿、軟便 排泄姿勢が長い、またはすぐ逃げる 元気がないできる限りすぐに病院を受診してください。

