犬も年を取ると、頑固になったり耳が遠くなったりします。穏やかなシニア期を迎えられるよう、若いうちから“しつけ”をすることが大切です。
今回ご紹介するのは、「誰に触れられても平気でいられること」と「ハンドシグナル(手の指示)を覚えること」の2つ。家庭犬しつけインストラクターの鬼澤穣次先生に、これらのメリットや慣れさせ方を教えていただきました。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
年を重ねるにつれて頑固になった犬は、他人にも慣れにくくなりがちに。そうなる前に、誰に触れられても平気なようにしつけをしておくのがおすすめです。急な外泊や体調不良で受診するときなど、相手や飼い主さん、そして何より愛犬自身がストレスになりにくいでしょう。
ほかの人からのなでなでに慣れるには?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
誰からなでられても平気でいられるよう、次のことにトライしてみてください。
触れられるのが「好き」だと感じさせる

ほかの人になれさせる前に。飼い主さんが愛犬の全身を触ることができなければなりません。深呼吸をしながら全身をゆっくりやさしくなでて、触れられるのは気持ちいいと教えて、嫌がりやすいしっぽや足先もなでられるようにしましょう。
イイコトとセットでほかの人に触れてもらう

ほかの人の手のひらにおやつをのせて愛犬に差し出してもらい、食べている間に頬や胸を一瞬タッチ。タッチされることに慣れてきたら、おやつを食べている間に触れてもらう時間を少しずつ延ばしていきましょう。
2. 「ハンドシグナル」しつけのメリットは?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
続いては、愛犬との意思疎通に関わる「ハンドシグナル」のお話です。
言葉で指示するしつけは、将来耳が衰えると聞こえず、従わなくなる可能性があります。とくに「オイデ」や「マッテ」は、愛犬が脱走したときなど危険な場面でも役立つしつけなので、若いうちからハンドシグナルを教えておきましょう。

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愛犬に、ハンドシグナルをスムーズに覚えてもらう方法をご紹介します。
