「腸閉塞の予防」に効果がある「食べ物」はご存知ですか?【医師監修】

「腸閉塞の予防」に効果がある「食べ物」はご存知ですか?【医師監修】

腸閉塞が疑われる症状と緊急受診の目安

腸閉塞が疑われる症状と緊急受診の目安

腸閉塞には前兆や初期症状はありますか?

腸閉塞は突然強い痛みが起こることもありますが、初期にはお腹のハリや膨満感、食欲の低下、吐き気などの軽い不調から始まることが多いとされています。腸の通過が悪くなると、便やガスが出にくくなり、時間とともに腹部が膨らんで硬く感じられるようになります。

初期の段階では、腸の一部で通過が滞っているだけのこともあり、しばらく食事を控えると症状が落ち着く場合もあります。ただし、痛みが周期的に強まったり、ハリが増してくる場合は進行している可能性があります。特に腹部手術後で癒着がある方は、少しの変化でも腸閉塞の再発につながることがあるため、慎重に経過観察をしましょう。

夜間や休日でも受診をした方がよい症状を教えてください

腸閉塞が進行すると、腸の血流が障害されて壊死や穿孔を起こす危険があります。次のような症状がある場合は、夜間や休日でも救急外来を受診してください。

我慢できないほどの強い腹痛が持続する

腹部が極端に張って硬くなる

吐き気や嘔吐が止まらず、吐いたものに便のようなにおいがある

発熱や冷や汗、顔面蒼白、脈の上昇などの全身症状を伴う

これらは腸の通過が完全に閉じている、またはねじれによって血流が途絶えかけている危険なサインです。重症化を防ぐためには、早い段階で医療機関を受診しましょう。

腸閉塞が疑われるものの、平日日中の受診でも問題がないケースはありますか?

お腹の軽いハリや食欲の低下、ガスや便の出にくさがある程度で、強い痛みや嘔吐、発熱がない場合は、急を要さないことがあります。

このようなときは、無理に食べずに腸を休ませ、温かい水分を少しずつ取りながら安静に過ごしましょう。半日から1日でお腹のハリが軽くなるようであれば、腸の動きが一時的に滞っていただけの可能性があります。

ただし、症状が続く、または以前より頻繁に起こる場合には、日中の外来で相談し、検査や治療の必要性を確認しておきましょう。日常的に軽い腹部の不調を繰り返す方は、主治医と食事内容や排便のリズムを見直しながら、再発を防ぐ工夫を続けることが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ
腸閉塞は、腸の通り道が一時的または完全にふさがれることで起こり、腹痛やお腹のハリ、嘔吐、排便・排ガスの停止などが主な症状です。手術後の癒着や腸のねじれ、腸の動きの低下などが原因となり、再発を繰り返すこともあります。食生活は、やわらかく煮た消化のよい食事を心がけ、食べすぎず、ゆっくりよくかんで食べることが予防の基本です。

お腹のハリや違和感などの軽い不調がある場合は、無理をせずに腸を休ませ、症状が続くときは外来で相談しましょう。強い腹痛、嘔吐、発熱、著しい膨満感などがある場合は、夜間や休日でもためらわず受診することが大切です。

参考文献

『がんと栄養』(西神戸医療センター)

『腸閉塞予防の為の食事の工夫』(東北大学病院)

『がん患者さんとご家族のための食事のヒント』(京都市立病院)

『腸閉塞』(北里大学北里研究所病院)

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。