「動画見てみて!」連発の母がうっとうしい。でも実は──見落としていたものに「胸が締めつけられた」

「動画見てみて!」連発の母がうっとうしい。でも実は──見落としていたものに「胸が締めつけられた」

突然の出来事が教えてくれたこと

そんなある日、母が突然倒れて救急搬送されました。

「しばらく待っていてください」

検査が終わるまでの時間、不安な気持ちで病院のカフェに入ったミクさん。

ふと、母との過去のLINEを丁寧にスクロールし始めたそうです。

「これ体にいいらしいよ」

「これ今度一緒に作ろうね」

「若いころよくミクが聴いてた歌だよね」

動画にはどれも、何気ない一言が添えられていました。

忙しさの中で気づけなかった、母の小さな気遣い。

“話したい気持ち”が、画面越しに伝わってきたのです。

入院の数時間前に届いていたのは、

「この前のレシピ、ミクが作るともっとおいしくなりそう」と笑い気味の母の短い自撮り動画。

まるでTikTokのショート動画。

その自然さと温度に、胸が締めつけられました。

今、大切にしていること

幸い母は回復し、今ではリハビリを続けながら元気に過ごしています。

退院後、立場が逆転しました。

今度はミクさんが「お母さん、これ見てね」と動画を送る側になったそうです。

「ちゃんと見るよ」

母が返してくれるそのやりとりが、以前よりずっと大切に感じられる。

些細な日常の共有が、何よりの宝物なのだと、ミクさんは話してくれました。

【体験者:40代・女性フリーランス、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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