常識派「3泊」vs 論理派「4泊」
話題のきっかけは、とある企業のCEOがX(旧Twitter)で行ったアンケートでした。
「予約完了:12/21-24。これ、皆さんは何泊だと思いますか?」
旅行サイトやホテルの慣習に慣れている多くの人は、ハイフンを「~まで(チェックアウト日)」と捉え、「21日イン・24日アウトの3泊」と回答しました。その割合は99%に達しています。
しかし、投稿主であるCEOの答えは「4泊」でした。
彼の視点はこうです。「21日、22日、23日、24日。日付が4つ指定されているのだから、4つの夜を過ごす権利(=4泊)であるはずだ」と。
「言われてみれば…」広がる気づき
当初こそ「業界の常識を知らないだけでは?」というツッコミがありましたが、議論が進むにつれて「言葉の定義」としての面白さに注目が集まりました。
たしかに、数字の羅列として純粋に見れば「21から24」は「4つの要素」を含みます。
たとえば「12/21-24の期間、毎日ジョギングをする」と言われれば、24日も走るのが普通でしょう。しかし「宿泊」になった途端、私たちは無意識に「最後の日(24日)は泊まらない」という“業界の暗黙のルール”を適用して読んでいます。
ネット上では、この指摘に対してハッとする声も上がり始めました。
「今まで疑問に思わなかったけど、初めて予約する人や外国人にとっては、確かに『24日の夜も泊まれる』と誤解する余地がある書き方かも」
「システム的な常識と、純粋な論理のズレ。これって仕事のメールとかでも起きそうなミスだ」

