パーキンソン病の進行度を示すホーン&ヤール分類とは?
パーキンソン病の重症度を表す評価手法にホーン・ヤール分類というものがあります。簡易に行える評価方法で、難病申請を行う際の重症度の指標にもなります。重症度がⅢ度以上であれば、難病申請を行うことができます。
Ⅰ度
左右のどちらかのみに安静時の震えや手足の動かしにくさがある状態です。細かい動作が難しい、動きに違和感があるなどの症状の自覚はあっても生活にほとんど支障がない程度の症状です。
Ⅱ度
両側に手足の動かしにくさなどの運動症状があるものの、姿勢反射障害はない状態です。全体的に動作が遅く、歩く際には小刻みな歩行となるなど、普段の生活に支障がでるようになり、可能な仕事の内容も限られるようになります。家事や買い物などの日常生活動作は大きな問題なく行うことができます。
Ⅲ度
体が傾いたら姿勢を戻せずに倒れてしまう、歩き出したら止まれないなどの姿勢反射障害はあるものの、自宅内での生活はなんとか一人で行える状態です。自宅内でも転びやすく、すべての動作に時間がかかり、外出が困難であるなど生活に大きな支障が生じます。
Ⅳ度
自力での生活は困難で食事やトイレなどに介助が必要となりますが、何とか一人で歩ける状態です。
Ⅴ度
立っていることも不可能となり、車いすやベッド上での生活を余儀なくされる状態です。
すぐに病院へ行くべき「パーキンソン病の症状」
ここまではパーキンソン病の症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
前傾姿勢で小刻みな歩行をしている場合は、脳神経内科へ
パーキンソン病では首が下がったり、腰が曲がったりしやすく、歩行時に前傾姿勢になりがちです。また歩幅が小さくなり、小刻みな歩行となります。このような歩き方はパーキンソン病に特徴的なので、このような症状がある場合には脳神経内科に受診してください。
受診・予防の目安となる「パーキンソン病の症状」のセルフチェック法
・安静時に手や足にふるえがある場合
・歩く際に一歩目が出しにくいなど、動作の開始がしづらくなった場合
・方向転換時に足がすくんでしまう場合

