さなえさんは5歳の娘・さつきちゃんと、海外単身赴任中の夫との3人家族。ある日、パパから誕生日にもらった大切な海外ブランドのリュックを、さつきちゃんが保育園で紛失してしまいます。ところが、この出来事をきっかけに夫の不倫疑惑まで浮上。相談していた職場の後輩・嫉山さんが、夫の元恋人で不倫を匂わせていた人物だとわかり、さなえさんは疑念を深めます。
嫉山さんが出店しているフリマへ向かったさなえさん。問い詰める中で、驚きの事実が次々判明。嫉山さんと保育園のみなみ先生は姉妹で、みなみ先生は嫉山さんの元夫との不倫を隠すため、言われるままにリュックを盗んだことが明らかに!
さらに、みなみ先生の従妹である用務員さんの証言で、別のママさんに盗難の罪を着せようとしていたことまで発覚します──。
さなえさんが嫉山さんに「どうしてこんなことをしたの!?」と動機を問いただすと、薄ら笑いを浮かべながら「あんたらのことが大嫌いだから」と言い放ち……。
ゆがんだ後輩の過去
















両親が離婚し、「みくるはかわいいな」という言葉が人生の核になったという嫉山さん。
数年後、再開した妹のみなみさんと話すうちに、嫉山さんの心には、自分の苦労を知らずに穏やかに過ごす母と妹への暗い感情が芽生えるのでした。
▼嫉山さんは「誰かに愛されたい、大事にされたい」という思いをずっと抱えて生きてきました。でも、久しぶりに家族と再会したことで、その思いが強く揺れ動き、やがて嫉妬や憎しみへと変わってしまった——それが今回のトラブルの背景にあったのです。
しかし、どれほど過去がつらくとも、それが他者を傷つけていい理由にはなりません。
「自分が絶対に正しい」と思い込み、周りを見下して価値観を押し付けるのは避けたいものですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター あおば
