糖質の効果

速やかにエネルギー源となる
消化・吸収に時間のかかる脂質と比較し、糖質は速やかに血糖(血液中のブドウ糖)となり、筋肉を含め全身の細胞にエネルギー源を供給することができます。
全体のエネルギー消費量の約20%をも占める脳はグリコーゲンを貯蔵せず、常時、血糖からブドウ糖を得ています。そのため、適切な糖質の摂取により血糖値を正常に保つことは、脳の働きを助け、集中力や記憶力の維持に寄与します。
たんぱく質の利用効率を高める
たんぱく質は、筋肉や骨などの身体の構成成分となるほか、酵素・抗体・ホルモンなど多くの重要な物質の材料として働きます。これらの働きを十分に発揮させるためには、たんぱく質をエネルギー源として使われにくくすることが大切です。糖質を適切に摂取すると、エネルギーが不足した際に体内でたんぱく質を分解して糖をつくる「糖新生」が抑えられ、結果としてたんぱく質を本来の役割に利用しやすくなります。こうした作用は「たんぱく質節約効果」と呼ばれ、糖質をしっかり摂ることの重要な理由の一つです。
甘味をもたらす
糖類(単糖類・二糖類)は甘味を呈しますが、多糖類には甘味はありません。果糖が最も強い甘味をもっており、砂糖の主成分であるショ糖の甘味度を1とした場合に、ブドウ糖の甘味度は、0.6~0.7、果糖の甘味度は1.2~1.5とされています。
糖質が多い食べ物ランキング

穀類
第1位は、穀類です。主に私たちの生活では主食となるもので、主成分はでんぷんです。穀類には、イネ科に属する米、小麦、とうもろこしや、タデ科のそばなどがあります。
ごはん1杯(150g)に55.7g、ゆでうどん1玉(200g)に43.2g、ゆでそば1玉(200g)に52.0gの炭水化物が含まれています。
いも類
第2位は、いも類です。根が多糖類を貯蔵して肥大した塊根であるさつまいも、やまいもなどと、茎が多糖類を貯蔵して肥大した塊茎であるじゃがいも、さといもなどに分類されます。穀類と同じく、でんぷんを主成分とします。
可食部100gあたりの炭水化物含有量は、さつまいもが31.9g、じゃがいもが17.3gです。
果実類
第3位は、果実類です。一般に80~90%が水分で構成されており、エネルギー源としては糖質が最も多いのが特徴です。成熟するにつれてデンプンが分解されて減少し、甘味が強くなります。多くの果実ではブドウ糖、果糖が多いのですが、バナナ、柿、桃、柑橘類ではショ糖が多いことが特徴です。
可食部100gあたりの炭水化物含有量は、バナナが22.5g、ぶどうが16.9gです。

