10歳年上のマサトと結婚したマミ。職場の人間関係に悩み、仕事を辞めたマミに、マサトは「俺がちゃんとした奥さんにしてあげる」とプロポーズ。しかしマミの両親は結婚に猛反対。「妻として彼女に僕を支えてほしい」とマサトは懇願するも許しを得られず、2人は反対を押し切って強引に結婚。
やがて娘のアミが誕生。しかしマサトは出産直後のマミをねぎらうこともなく、勝手に娘の名前を決めてしまいます。その後も「ママみたいになるな」と娘に言い聞かせるなど、マミを見下すモラハラ言動がエスカレート。
さらに、マミの実家から届く絵本をきっかけに、マサトの実家嫌いが爆発。「邪魔だ」「捨てろ」と暴言を吐き、ついには「お前の親は俺にとっては他人」「俺たち家族に関わらせるな」と、マミの両親を完全に拒絶します。マサトが怒っているのは、マミやマミの両親が自分の思い通りにならないからだと気づき、マミは絶望しますが……。
娘の初節句でも夫は…
マサトは私の両親のことが気に入らないんだ……そう気づいた私は、両親の反対を押し切って結婚したことを、後悔し始めていました。
そんな絶望の中、母から電話があり……。















「マサトさんも一緒にどうかしら?」
もうすぐ初節句を迎えるアミちゃんのため、お母さんから雛人形を買いに行こうと誘われたマミさん。
しかし、当日そこにマサトさんの姿はありませんでした。
「ごめんね、マサトは仕事の都合がつかなくて……」
マミさんはお母さんに嘘をつきましたが、本当は違います。マサトさんは仕事ではなく、ただマミさんの両親に会いたくないだけなのです。
そして後日、雛人形が自宅に届くと、マサトさんの不機嫌はピークに達します。リビングに置かれた大きな箱を見るなり、「は? 邪魔になるからコンパクトなものにしろって言ったよな?」と激怒。
マミさんが「梱包がすごいだけだよ」と弁解するも……。
「こんなの飾る気か? また邪魔なものを増やしやがって」
舌打ちしながら、冷たく吐き捨てるマサトさん。
マミさんは、マサトさんが怒っている本当の理由は、サイズの問題ではないと悟り、「きっと私の両親が買ってくれたものを家に置きたくないんだ……」と、心の中で悲しくつぶやくのでした。
◇ ◇ ◇
コンパクトな雛人形を選んだつもりでも、繊細な人形はきっと丁寧な梱包で届くはず。それに台座やほかの飾りもあることを考えると、箱がいくつも届いたとしても仕方がないのではないでしょうか。それをひと言で「邪魔なもの」と決めつけ、不機嫌をぶつけるマサトさんの姿には、娘さんを祝う気持ちすらないように思えますね。
子どもの行事は、子どもの健やかな成長を願うためのものです。もしパートナーが自分の感情を優先して、子どものための行事やお祝いまで否定するようなことがあれば、子どもの笑顔や未来を守るためにも、我慢せずに自分の考えをきちんと伝え、話し合うようにしたいですね。
次の話を読む →著者:マンガ家・イラストレーター ゆる山まげよ

