低音が聞こえにくい? 「耳硬化症」を含む伝音難聴の特徴と見分け方を医師が解説

低音が聞こえにくい? 「耳硬化症」を含む伝音難聴の特徴と見分け方を医師が解説

耳硬化症の前兆や初期症状について

耳硬化症の初期症状は、軽度〜中等度の難聴や耳鳴りがみられることが一般的で、めまいや耳づまりを生じることもあります。とくに低い音が聞こえにくくなる傾向があります。

両側の耳で難聴が進行することが多いですが、人によっては片側の耳だけに聞こえづらさを感じるケースもあります。また、聞こえづらさの程度は個人差が大きく、左右の耳で異なることもあります。
静かな環境よりも、騒音の環境のほうが音をよく聞き取れるという「ウィリス錯聴」とよばれる現象が起こることもあります。

耳硬化症が進行すると、日常生活に支障をきたすほどの深刻な難聴になる可能性があるため、できるだけ早期の診断、治療の開始が推奨されます。

耳硬化症の検査・診断

耳硬化症は、聴力検査、画像検査によって診断されます。
耳硬化症は鼓膜には異常がみられないことが多く、聴力検査により低音域(2000Hz付近)での音の聞こえにくさが確認された場合、耳硬化症が疑われます。

あわせて、CTによる画像検査で耳硬化症に特徴的な画像所見(内耳骨包の脱灰像)が確認できると、診断が確定されます。画像検査は、中耳炎など他の疾患と区別するためにも有用です。

配信元: Medical DOC

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