1.ゆっくり静かに動いてもらう
個体差はありますが、猫は基本的に警戒心が強い動物です。人間に派手に動かれたり、大声で叫んだりされると、身の危険を感じ、すぐに遠ざかるか、物陰などに隠れてしまいます。
特に、過去に人間からつらい目に遭った猫ほど、ちょっとした動きにも驚くので注意が必要です。
その点を踏まえたうえで、愛猫と仲良くなってもらいたいなら、パートナーさんには、「ゆっくり静かに動いてもらう」ようにお願いしましょう。
猫目線では、たとえ小柄な人であっても、とても大きな存在に見えます。そんな「巨人」が「かわいい~!!!」と絶叫しつつ、腕をフリフリ、足をドタドタさせて近づいてきたらどうなるか?巨大怪獣の上陸と同じで、愛猫は一刻も早く逃げまどうほかありません。
立ち上がるときはそっと、歩くときは穏やかに、話しかけるときはやさしく(ややトーンを高めに)が鉄則です。むやみに迫ることなく、ほどよい距離感を保っていると、愛猫も安心できます。
猫は観察力が鋭い動物なので、危害を加えるような相手ではない、とわかると、同じ空間にいても必要以上に怖がらなくなります。さらに慣れてくれれば、猫のほうから少しずつ距離を縮めてくれるようになるかもしれません。
2.愛猫のお世話係(ゴハンやトイレ掃除など)を担当してもらう
2つ目のコツは、ゴハンのお世話やトイレ掃除を担ってもらうことです。
一般的には、猫は長くいっしょに過ごす人やゴハンをくれる人に懐きやすいと言われています。
最初は決まった時間にゴハンを用意することから始め、ある程度回数を重ねた後、大好物のおやつをスプーンであげてみるのも良いでしょう。
その際の注意点は、自分から近づかずに、愛猫のほうから歩み寄ってくるのを待つことです。同時に、凝視は猫にとって敵意のサインとなるため、目をじっと見つめないことも必ず守ってください。
もし過剰に怖がるようだったら、ケージ越しに試してみるのも効果的です。
ルーティンのごとく、ゴハンのお世話を繰り返しているうちに、愛猫のなかで、パートナー=ゴハンをくれる人=超イイ人、という認識が生まれます。
トイレ掃除やおもちゃ遊び、猫ベッドメイキングなども担当できるようになると、パートナーさんは、愛猫にとって、もはや七福神のような存在です。御飯豊穣、家猫安全、快眠来福、狩芸上達など、さまざまな福をもたらしてくれます。
はじめのうちはつれない反応でも、部活の基礎練習のように、地道にお世話し続けると、愛猫もだんだん振り向いてくれるようになるはずです。

