40・50代は「歯垢リスク」が集中する世代
歯垢リスクPR事務局は2025年10月、20代~60代の男女511人を対象に「飲酒後の口腔ケア」に関する調査を実施しました。
その結果、直近1年以内に飲み会に参加した人のうち、約2人に1人(50.4%)が「歯磨きをせずに寝てしまったことがある」と回答。特に働き盛りである40代(57.7%)と50代でその割合が高く、いわば「歯磨きキャンセル界隈」の中心層であることが浮き彫りになりました。
さらに、「飲みすぎた翌朝に口のネバつきや口臭を感じたことがある」と答えた人は全体の7割以上。40~50代に限ると約8割にも達しています。
飲酒や睡眠不足で唾液が減ると、口の中の自浄作用が低下し、たった一晩でも歯垢(プラーク)が形成されやすくなります。これが翌朝の不快感や、将来的な歯周病リスクに直結しているのです。
ケアをサボる理由は「面倒」「道具がない」
なぜケアがおろそかになるのでしょうか。
調査によると、最大の理由は「疲れて面倒に感じたから(54.5%)」。次いで「酔って寝落ち(45.3%)」と続きます。また、「外出先で道具がない」という環境的な要因も約3割ありました。
年末年始はただでさえ生活リズムが崩れがち。そこにアルコールが入ることで、私たちのオーラルケアのガードは驚くほど下がってしまうようです。

