漢方薬は自然由来の成分で作られており、体に優しいというイメージがありますが、使用方法や体質・体調によっては、腎臓に負担をかけることもあるそうです。そこで今回は、腎臓の働きについて、「板橋腎リウマチ隼聖クリニック」の上野先生に解説していただきました。

監修医師:
上野 智敏(板橋腎・リウマチ隼聖クリニック)
鹿児島大学医学部医学科卒業。筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。その後、飯塚病院、虎の門病院、複数の医療機関で経験を積む。2023年、東京都板橋区に「板橋腎・リウマチ隼聖クリニック」を開院。医学博士。日本内科学会認定総合内科専門医、日本腎臓学会専門医、日本リウマチ学会専門医、日本透析医学会専門医、日本高血圧学会専門医。
編集部
まず、腎臓の役割について教えてください。
上野先生
私たちの生活に最も密接している腎臓の働きとして、「尿を作ること」があります。もう少し詳しく説明すると、体内に蓄積された老廃物や余分な水分を尿として排出し、体内の毒素や不要な成分を尿中に排出する役割を担っています。
編集部
ほかにもありますか?
上野先生
腎臓では、水分の排出を調節したり、電解質やホルモンバランスを整えることで血圧を調節したり、骨の健康に必要なビタミンDを活性化したり、 造血ホルモンを分泌したりしています。
編集部
では、これらの働きが悪くなるとどうなってしまうのですか?
上野先生
腎臓の働きが悪くなると「ろ過」ができず尿そのものが出なくなり、体中に水分がたまってしまうだけでなく、尿中に捨てられるべき毒素が蓄積して「尿毒症」と呼ばれる状態になります。ただし、尿毒症は相当腎臓が悪くなったときに起こります。早い段階では血圧が少し高くなったり、「むくみやすい」「疲れやすい」と感じたりする程度です。
※この記事はメディカルドックにて<「漢方薬」は腎臓に悪いって本当? 安全に服用するポイントも医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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