「時代錯誤」と思われないための注意点
ただ、この手のドラマで気をつけなければならないのは、『ふてほど』でインティマシーコーディネーターが「面倒くさいもの」的な扱いで描かれ、批判があったことように、今は許されないことを「よかったもの」として掘り起こしたり賞賛することにより、さらに時代錯誤な価値観を浮き彫りにされてしまうことです。この投稿をInstagramで見る水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』【フジテレビ公式】(@moshi_gaku)がシェアした投稿
『もしがく』のタバコ描写に注釈が入っていたように、描き方には配慮が必要な部分がありますが、それさえクリアできれば、後世に名を残す作品になること間違いなしでしょう。
最終章に入り、展開も佳境の『もしがく』。絶対に最終回まで見続けておいて損はない作品です。
<文/小政りょう>
【小政りょう】
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

