白鳥玉季“ほたる”、麻生久美子“ともえ”に寂しかった思いを伝える姿が感動呼ぶ<ぼくたちん家>

白鳥玉季“ほたる”、麻生久美子“ともえ”に寂しかった思いを伝える姿が感動呼ぶ<ぼくたちん家>

白鳥玉季“ほたる”のオールスター保護者面談が開催
白鳥玉季“ほたる”のオールスター保護者面談が開催 / (C)日テレ

及川光博が主演を務める「ぼくたちん家」(毎週日夜10:30-11:25、日本テレビ系/Hulu、TVerにて配信)の第9話が、12月7日に放送された。ほたる(白鳥玉季)と母・ともえ(麻生久美子)が話す様子が描かれて、胸が熱くなった。X(旧Twitter)でも、「ともえさんにはともえさんの思いがあったんだもんね」「ともえも『良い母はこうあるべき』に囚われたんよね」「ほたるちゃんは夢を叶えるかっこいいお母さんよりもお味噌汁を作って話を聞いてくれてたお母さんがよかったんだよね」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

■「社会のすみっこ」の人々にスポットを当てたオリジナルストーリー

本作は、現代でさまざまな偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。

恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイ・波多野玄一(及川)は、ある日、偶然出会った人生にも恋にも冷めきったクールなゲイ・作田索(手越祐也)に出会い恋をする。そして大金3000万円を抱えた中学生・楠ほたる(白鳥玉季)から「親代わりになってほしい」と頼まれ、同居生活が始まる。

3人のほかに、ほたるの母親・楠ともえ役で麻生久美子、ともえの元夫・市ヶ谷仁役で光石研、アパートの大家・井の頭今日子役で坂井真紀が出演。また、パートナー相談所に勤め、良き相談相手として玄一の恋を見守る百瀬まどかを渋谷凪咲、玄一の親友・岡部成治を田中直樹、索の元カレで、玄一と三角関係になっていくゲイの吉田亮太を井之脇海、玄一の初恋相手である鯉登裕太郎を大谷亮平が演じる。

ほかに杉の森動植物園で働く玄一の先輩・栗田美緒役で久保田磨希、警察官・松梅子役を土居志央梨、玄一を慕うアルバイト・藤沢辰哉役を川口凉旺が務める。

■ゲイの玄一にほたるは父親のふりをして欲しいと頼む

動物飼育員の50歳になる波多野玄一は、恋愛対象が男性の、いわゆるゲイのおじさん。ペット禁止のアパートで、老犬2匹、亀1匹と暮らす玄一は、そろそろ恋人が欲しいと『パートナー相談所』を訪ねても、空しさを抱えるだけに終わる。

インコも1羽増えるが、ペットがバレて引っ越しを余儀なくされた玄一は、気安くて明るい井の頭今日子が大家をするアパートに引っ越す。アパートには家庭事情にわけがある中学生・楠ほたるも住んでいた。

ある日、恋人と別れて家もないクールなゲイの作田索と出会い、索の恋が他人事とは思えない玄一は、「家を買うってどうですか?」と勧めて怖がられてしまう。

落ち込む玄一に、ほたるは「家、欲しいんですよね?私、あなたを買います」と、いきなり3000万円が入ったスーツケースを持って来る。ほたるの家庭事情を知った玄一は必要なときに父親のふりをする親子契約書を交わす。

■ほたる「ひとりで逃げてずっと帰ってこなかったこと、絶対許さない」

旅に出ていたともえが戻ってくる。ほたるとともえが味噌汁を食べ、ほたるは隠し味のみりんも入れていることを話す。ともえはおもむろに「ごめんなさい。本当にごめんなさい」と深く頭を下げ、結局、キーホルダーも集められなかったことを報告する。

ほたるは「許さないから。母さんのこと好きだけど、横領したこととか、ひとりで逃げてずっと帰ってこなかったこと、絶対許さない」ときっぱりと告げる。「毎日行ってらっしゃいって言い合ったり、こうやっておいしいねってお味噌汁飲んだり、寝る前に今日あったこと2人でしゃべって笑ったり、私は楽しかったよ。それだけで」とほたるは続ける。

ともえは目を伏せたまま、何か言おうとするが言葉にならず、目に涙をためて一言「ごめん」と謝罪の言葉を述べ、「ごめんね! ごめん」と堪えきれずに涙を流す。するとほたるは、「母さん、眼鏡持ってたよね」と立ち上がって眼鏡を取りに行く。

わけがわからずともえがほたるを目で追っていると、ほたるは持ってきた眼鏡をいきなりともえに掛ける。「え!」と驚くともえに対し、ほたるはティッシュを丸めるとともえの眼鏡につっこんで「これで涙吸収される」と説明。ともえは「何?」と思わず笑った後、また泣いてしまい、ほたるはほほ笑むのだった。

ほたるが気持ちをきちんとともえに伝えることができ、ともえもほたるの気持ちを受け止める様子に胸が熱くなった。X(旧Twitter)でも、「ともえさん戻ってきた」「ともえさんにはともえさんの思いがあったんだもんね」「ともえも『良い母はこうあるべき』に囚われたんよね」「ほたるちゃんは夢を叶えるかっこいいお母さんよりもお味噌汁を作って話を聞いてくれてたお母さんがよかったんだよね」とコメントが寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳


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