【島根県松江市】保護犬との出会いから生まれた「cafe wagging tail」がオリジナルドッグウェアを発売

「ムッシュ誉基金」が保護犬猫と里親をつなぐ


オーナーが最初の犬との出会いから、保護犬に対する関心が強くなっていったという。

保護犬には難しいイメージが伴うが、接し方によって素晴らしいパートナーになり得ると感じたオーナーは、松江にUターンしてカフェをオープンしてから半年ほど経った頃に、ボランティアの協力で動物愛護棟を見学する機会を得た。

そこで一匹の元野犬と出会い、「ムッシュ誉」と名付けた。彼は狭い犬舎で多くの犬たちと生活し、人を恐れて排水溝に隠れていたが、その怯えた瞳が忘れられず、オーナーは彼の里親となることを決意した。

その時に目の当たりにしたボランティアの活動は、犬舎の掃除や野犬たちを人にならし散歩練習をして、譲渡できるまでにトレーニングするものだった。

何か力になりたいと考えたオーナーは、「ムッシュ誉基金」を設立。手作りの犬用おやつを販売し、その売り上げを松江保健所に収容されている犬猫のために使っている。具体的には、トレーニング用の首輪やフード、人慣らし用のおやつなどに活用されている。


さらに、店内には「犬猫譲渡情報掲示板」を設置し、松江保健所の譲渡可能な犬猫を写真付きで紹介している。紹介内容としては、犬種・性別・推定年齢・ワクチン接種の内容・フィラリア検査結果・捕獲場所・現在の様子など。

不幸な犬猫が少しでも減る社会を目指して


オーナーである峯谷紀巳子氏は「当初は当店の犬の為に個人的に制作した服でしたが、お客様からご好評を頂き、この度当店オリジナルドッグウェアとして発売することとなりました。

愛する店のロゴをプリントした他には類をみないドッグウェアを目指していきたいと思います。

売上の一部は『ムッシュ誉基金』に寄付させて頂く予定です。」とコメントしている。

近年、保護犬への関心も高まり、興味を持つお客さんが増えているという。今後も保護犬猫への理解が深まり、不幸な犬猫が少しでも減ることを願っている。

愛犬への深い愛情と保護犬への思いが詰まったこのドッグカフェで、犬と人の優しい時間を過ごしてみては。

■cafe wagging tail
住所:島根県松江市南田町185
営業時間:10:00〜16:00(LO15:30)
定休日:月火+不定休
公式Instagram:https://www.instagram.com/cafe_wagging_tail/?hl=ja

(丸本チャ子)

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