『朝ドラ』こと、NHKの朝の連続テレビ小説をそっと支えるのは、母親役の存在。
登場人物を見守り、時に叱り、背中を押す存在として視聴者の心に残り続けています。
そこでgrapeは、30~60代の男女100人にアンケートを実施。
これまでの『朝ドラ』の中で、母親役として印象深い俳優に投票してもらいました。
朝ドラで印象深い『母親役』ランキング第3位 『あんぱん』松嶋菜々子
第3位にランクインしたのは、2025年前期放送の『あんぱん』で母親役を演じた俳優の松嶋菜々子さん。
俳優の北村匠海さん演じる嵩の生みの母親である登美子として序盤から登場しました。
父親を亡くした子供たちを残して再婚、幼い嵩を追い払うなど自由奔放な立ち回りで物語に波紋を広げた登美子。
一方で、嵩に向ける情の深さが垣間見える瞬間もあります。
出征前に「嵩!死んだらダメよ!」と涙ながらに訴える場面では、母親としての弱さと強さが同時にあふれ、視聴者の胸を強く打ちました。
破天荒な人物でありながら、松嶋さんの説得力ある演技が魅力を引き出し、忘れがたい母親として強く印象付けられたようです。
【ネットの声】
・出征シーンの、母親としての叫びには心を動かされた。
・自由奔放で嵩を振り回すのに、なぜか憎めない。松嶋さんの演技力がすごい。
・登美子は嫌な面もあるけど、松嶋さんが演じると不思議と愛着が湧く。
朝ドラで印象深い『母親役』ランキング第2位 『虎に翼』石田ゆり子
第2位となったのは、2024年前期放送の『虎に翼』で主人公の母親を演じた俳優の石田ゆり子さん。
石田さんが演じた猪爪はるは、結婚して家庭を守るのが女性の幸せと固く信じており、俳優の伊藤沙莉さん演じる猪爪寅子が法曹界を志すと最初は頑なに反対しました。
厳しさの裏に時代の価値観がのぞく、象徴的な母親です。
しかし、寅子の意志に触れるにつれ、はるの思いは変化。
進学を巡って、俳優の松山ケンイチさん演じる裁判官・桂場とぶつかった際に放った「お黙んなさい!」と啖呵を切った場面は圧巻です。
その後、六法全書を買い与えて寅子の背中を押す姿は、多くの視聴者を感動させました。
揺れる母心を繊細に演じた石田さんの表現力が、はるという人物を際立たせています。
【ネットの声】
・頑固だけど娘を想う気持ちが深くて胸が熱くなった。
・石田ゆり子さんの「お黙んなさい!」は名シーン。母親の迫力を感じた。
・六法全書を渡す場面は、涙腺崩壊した。はるの愛情が伝わる名場面。

