「男性管理職に生理痛体験」東京都の衝撃プランに「馬鹿げてる」「拷問」「逆差別」と批判殺到!?その真意とは

「男性管理職に生理痛体験」東京都の衝撃プランに「馬鹿げてる」「拷問」「逆差別」と批判殺到!?その真意とは

企業研修では「意識が変わった」事例も

 一方で、完全に無意味な施策なのでしょうか?

 実は、東京ガスやパナソニックなど一部の企業では、以前から任意の研修としてこの体験を導入しており、一定の成果を上げています。

 体験した男性社員からは、「想像を絶する痛みだった」「これが毎月来る状態で働いているとは……」といった驚きの声が上がり、その結果、生理休暇の取得促進やナプキンの常備といった具体的な職場改善につながった事例も報告されています。

「強制」への拒否感と「共感」への期待

 今回の炎上の本質は、体験そのものの是非よりも、行政がそれを「事業者の責務(事実上の推奨)」としてトップダウンで導入しようとした点にあるのかもしれません。

 痛みを知ることは、相手への想像力を育む入り口になり得ます。しかし、それが「罰ゲーム」や「踏み絵」のように扱われてしまっては、本来の目的である「相互理解」は遠のいてしまうでしょう。

 東京都の条例案が、単なるパフォーマンスで終わるのか、それとも真の働き方改革へのきっかけになるのか。慎重な議論が求められています。あなたはどう考えますか?

(LASISA編集部)

配信元: LASISA

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