中性脂肪を下げる薬の種類
中性脂肪を下げる薬はフィブラート系、EPA・DHA製剤、スタチン系など数種類の薬剤があります。
フィブラート系薬
フィブラート系薬の成分は、フェノフィブラート・ベザフィブラート・ペマフィブラートなどがあります。
中性脂肪の合成を抑える働きや中性脂肪の分解を促進させる作用があります。
EPA・DHA製剤
魚の脂などに含まれるEPA(イコサペンタエン酸エチル)・DHA(ドコサヘキサエン酸エチル)から作られている薬剤です。
肝臓からの中性脂肪の分泌抑制と、血中の中性脂肪を減らす作用があります。
スタチン系薬
スタチン系薬は、コレステロールの合成を抑える治療薬です。しかし、中性脂肪の低下効果も多少あると報告されています。スタチン系薬剤にはアトルバスタチンカルシウム水和物、ロスバスタチンカルシウム、ピタバスタチンカルシウム水和物などがあり、薬剤の種類によって中性脂肪を減少させる効果は異なります。これらの薬剤は、主にLDLコレステロールを低下させる目的で使用するため、中性脂肪を下げるために使用することはあまりありません。
中性脂肪の治療薬の副作用と注意点
中性脂肪の治療薬は妊婦・授乳婦・小児や合併症がある場合には使用しないこととされています。
高齢者では副作用が発現しやすいため、投与量などに注意が必要です。
また、副作用というのは内服した方すべてに起こるわけではありません。主治医の判断のもとで、副作用に注意をしながら治療が行われます。
フィブラート系薬の副作用
薬の副作用として、肝機能値の上昇や腹痛、嘔気などの症状が現れ、膵炎を発症する場合があります。
また、腎機能低下やスタチン系製剤を併用している場合は、横紋筋融解症を起こすことがあります。現れる症状は筋肉痛や脱力感、筋肉が壊れ、ミオグロビン尿という赤褐色の尿がみられることなどです。
副作用の症状が現れた場合は速やかに主治医に相談しましょう。
薬を使用する注意点として、妊婦・授乳婦・小児には使用しないこととされています。また、胆石の既往・腎機能低下・肝障害がある場合は、胆石の形成や副作用の出現、肝障害を悪化させる可能性があるため、基本的には投与しないこととされています。
EPA・DHA製剤の副作用
薬の副作用として、肝機能障害や黄疸、心房細動などが現れる場合があります。
また、腹部膨満感・発疹・悪心・腹痛・頭痛などが現れることがあります。
副作用の症状が現れた場合は速やかに主治医に相談しましょう。
薬を使用する注意点として、妊婦・授乳婦・小児には使用しないこととされています。また、出血している場合(尿路出血や硝子体出血など)は止血が困難になるため使用しないこととされています。
スタチン系薬の副作用
薬の副作用として、肝機能障害や黄疸、発疹、嘔気、頭痛、貧血などの症状が現れる場合があります。
腎機能低下やフィブラート系薬剤などを併用している場合は横紋筋融解症を起こすことがあります。
副作用の症状が現れた場合は速やかに主治医に相談しましょう。
薬を使用する注意点として、妊婦・授乳婦・小児には使用しないこととされています。
また、腎機能低下や肝障害がある場合、腎機能や肝障害を悪化させるおそれがあるため、基本的には投与しないこととされています。

