「難漢」大学、栄えある1位は…
嘉悦大学は2025年12月、全国のZ世代(15~29歳)1000人を対象に「漢字の読みが難しい大学(“難漢”大)調査」を実施しました。
地名を含まない純粋な「大学名の漢字」の難しさを総合的に判断した結果、トップ3は以下の通りとなりました。
【難漢大学ランキング TOP3】
1位:尚絅大学(しょうけい)
2位:椙山女学園大学(すぎやま)
3位:嘉悦大学(かえつ)
1位の「尚絅」は熊本県や宮城県にある大学・学院ですが、「絅(けい)」という字が日常生活であまり見かけないため、難読度が非常に高かったようです。
3位には調査主である「嘉悦(かえつ)」大学がランクイン。「悦(えつ)」は読めても、「嘉(か)」との組み合わせに苦戦する人が多かったのかもしれません。
正答率5.2%!有名大でも読めない現実
さらに興味深いのは、8~10位にランクインした大学の正答率の低さです。
ある程度知名度があると思われる大学でも、Z世代には正しく認識されていない実態が浮き彫りになりました。
8位:八洲学園大学(やしま) → 正答率 5.2%
9位:桐朋学園大学(とうほう) → 正答率 13.1%
10位:東京基督教大学(きりすと) → 正答率 16.3%
「八洲」を「やしま」と読むのは、確かに歴史的知識がないと難しいかもしれません。「基督(きりすと)」も当て字の知識が必要です。
スマホやPCの予測変換に頼りがちな現代において、若者の「漢字の読み書き能力」が低下している一端が垣間見える結果となりました。

