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好意を抱いていたはずなのに、そんな気持ちが一気に吹き飛んでしまうような許せないことがあなたにはありますか?
今回は、そんなこだわりのおかげで恋を逃してしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

ルームメイトの友達とホームパーティー
唐沢千夏さん(仮名・30歳/会社員)は、女友達の桃代さん(仮名・29歳/美容師)とルームシェアをして一年になります。「桃代とは、家賃を節約してちゃんと貯金をしていきたいという思いが合致して一緒に住み始めました。
どちらかに彼氏ができて、同居を解消することになっても恨みっこなしねという約束もして、結構いい感じに楽しく暮らしていたんですよ」
そんなある日、桃代さんが「以前働いていた職場の美容師仲間(男性2人)を部屋に招いてもいい?」とホームパーティーを提案してきました。「桃代は気さくな性格で男友達も多いんですよ。久しぶりに連絡を取ったら盛り上がってしまったみたいなので、それならいいよとOKしました」
こっそりLINEを交換
そしてパーティー当日、遊びにきた美容師の翔太さん(仮名・27歳)健治さん(仮名・30歳)とホットプレートを囲みお好み焼きをしながら、桃代さんは積もる話をしつつ楽しんでいたそう。「私は2人のことを知らないので、店員さんにでもなった気分でおもてなしをしていればいいかなと思っていたのですが、その2人が私に当時の桃代との関係性やエピソードを面白おかしく説明してくれて、楽しませてくれたんですよね」
そして特に翔太さんの方が、千夏さんにひんぱんに話しかけてくれたりと気を遣ってくれているのを感じました。
「そして帰り際に皆んなで片付けをしながらバタバタしている時、翔太さんと2人きりになる瞬間があって『話していて本当に楽しかったからLINE交換してもらえない?こんなのバレたら桃代さんに殴られそうで怖いんだけど…』とこっそり話しかけてくれたのが可愛らしくて、桃代と健治さんにバレないように交換したんです」
そのこっそり感が楽しくなってしまった千夏さんは、毎日のように何回も翔太さんとやり取りするようになったそう。「そしたら翔太さんの好物がビーフシチューだというので、だったら私が作りに行くよという話になり、休みの日が合わないので大変でしたがなんとか調整して初めてのデートをすることになったんです」
デートの当日、2人は待ち合わせをしてスーパーに行き食材を調達し、翔太さんの部屋に向かいました。
「まるでもう付き合っているかのようないい雰囲気でしたね。ちょっといきなり家に行くのはどうかな?という不安もありましたが、桃代の友達ということで、まぁ大丈夫だろうと思いました」
幸いビーフシチューは千夏さんの得意メニューだったので、圧力鍋を持参して腕を振るったそう。「翔太さんは『おいしい、おいしい!』と大喜びで食べてくれました。そしてあっという間に平らげて、おかわりすると席を立ったので、私は食事を続けながら微笑(ほほえ)ましい気持ちで彼の後ろ姿を見守っていたんです」

