動脈硬化は自覚症状がないまま少しずつ進行し、気づいたときには心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性があります。そこで動脈硬化のリスクと治療法について、「そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院」の薗田憲司先生に解説してもらいました。

監修医師:
薗田 憲司(そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院)
日本医科大学卒業後、東京臨海病院初期研修、東京都済生会中央病院勤務を経て、2023年そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院を開院。高校時代、糖尿病になり苦しんでいる父親を救いたいという思いから糖尿病専門医を志す。外来診療で伝えきれないダイエットや血糖値改善のための食事や運動の方法を親しみやすい医師「血糖おじさん」としてYouTubeやInstagram、書籍、メディアを通じて広く情報発信している。日本内科学会内科認定医。日本糖尿病学会糖尿病専門医。
編集部
動脈硬化のリスクを調べる方法はありますか?
薗田先生
血液検査でコレステロールや血糖値をチェックしたり、頸動脈エコー検査や血圧脈波検査(ABI・CAVI)で血管の状態を調べたりすることができます。定期的な健康診断でリスクを把握することが大切です。
編集部
医療機関にかからずに、動脈硬化のリスクを知る方法はありますか?
薗田先生
あくまで簡易的な方法ですが、(1)喫煙、(2)高血圧、(3)高コレステロール、(4)家族歴[家族に動脈硬化と診断された人がいる]、(5)糖尿病の5つのうち、当てはまる項目がいくつあるかで以下のようなイメージをつけやすいと思います。5つ 超ハイリスク
4つ ハイリスク
3つ ややハイリスク
2つ 中リスク
1つ 低リスク
編集部
すでに動脈硬化が進行している場合、治療方法はありますか?
薗田先生
生活習慣の改善に加え、必要に応じて薬物療法(血圧・コレステロールを下げる薬)が行われます。重度の場合、カテーテル治療やバイパス手術などの外科的処置が必要になることもあります。
編集部
最後にメディカルドック読者へのメッセージがあればお願いします。
薗田先生
食事、運動などで生活を整えることは非常に重要ですが、あまりストイックに制限しすぎると人生がつまらないものになってしまうことも考えられます。楽しさと健康のバランスを取りながら、食事や運動習慣をどこまで改善できるかが大事だと思っています。簡易チェックでリスクが高かった方は、動脈硬化を調べる頸動脈エコー検査や血圧脈波検査(ABI・CAVI)ができる病院を一度受診し、評価をしてもらうことをお勧めします。
※この記事はメディカルドックにて<あなたの「動脈硬化」リスクはどれくらい? 医師監修チェックリストで要確認>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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