
俳優の吉田羊が、9月24日に都内で開催された「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」のオープニングイベントにゲストとして登場。同じくゲストの阿部寛、板谷由夏、宮澤エマ、菜々緒とブルガリアンバサダーのピア・ウォルツバックと共に、展覧会を祝福すべく、一夜限りのフォトコールを飾ると、自身の俳優論を語った。
■吉田羊「私自身もいろいろなクリエーションに救われたことがある」
本イベントは、ローマのハイジュエラー、ブルガリの色彩を操る唯一無二の手腕に光を当てた過去最大規模のスケールを誇るブルガリの展覧会。約350点のハイジュエリーのコレクションに加えて、貴重な資料、体感型のインスタレーションなどが展示される。
シックで大人の女性を彷彿とさせる衣装で登場した吉田は「漆黒の夜に浮かび上がる青い海をイメージした黒いドレスを着させていただきました」と披露すると、展覧会の魅力について「色彩と感情が密接に結びついているという思想がギャラリーのあちこちに感じる展覧会でした。いろんなジュエリーを拝見した時にさまざまな感情が浮かびましたし、ふと懐かしい昔を思い出す瞬間もあって、色と心の結びつきを感じられる展覧会でした」と振り返った。
今後の俳優活動については「ご覧になる方の人生の1ページになるような作品に携われたらうれしいなと思います。見た方が思いを巡らす時間がその方の人生を豊かにしたり、変化のきっかけになるような作品に携われたらすてきだと思います。私自身もいろいろなクリエーションに救われたことがあるので、そういった作品に今後も携わっていきたいです」と思いを語った。
また、「自分を色に例えるなら?」という質問に「できれば無色でありたいと思っています。何色にも変化ができるものでありたいですし、役そのものの人生を生きることで見た方が純粋に作品や役柄に感情移入して、物語を楽しんでいただける俳優でありたいです」と持論を述べた。

■菜々緒、動植物をモチーフにした展示物に興奮「自然界を愛している人間なので」
ドレッシーな衣装を身にまとった菜々緒は「ジュエリーを付けさせていただいて、とても気分が上がっています」と目を輝かせると、「会場に入ってから自然のものや動植物をモチーフにしたものが多くあって、私は自然界を愛している人間なのですごく楽しかったです」と展覧会の感想を語った。
また、今後については「ジュエリーのように磨きをかけていきながら、いろんな自分を表現していきたいと思います」と意気込みを語った。
デコルテの映える衣装を着飾った板谷は「背筋も伸びますし、女で良かったと思います」と披露しながら感想を口にすると、展覧会を見て「きれいっていう声ばかり上がってしまって、小さい頃にキラキラしたものを見てワクワクした気持ちをこの年齢になって思い出せて、ジュエリーの力ってすごいなと思いました」とコメント。
今後の俳優活動については「俳優という仕事をしているので、皆さまの心に響くような役者でありたい。日々この仕事を続けていけたらと思っています」と明かし、「自分を色に例えるなら?」という質問では「私は刻々と色が変わっていく夕焼けが好きで、一つの色にとらわれず、日々変化していく女でいたいと思います」と人生観を語っていた。
◆取材・文=永田正雄


