アイさんが勝手に家の中をSNSに投稿したと知らず、イオリさんは子どもを夫の美容院に連れていきました。家にアイさんがいると夫に話したイオリさん。聞いた夫は「大丈夫なの？」と言い、イオリさんはモヤモヤしながらもアイさんのことを信じるのでした。
子どもたちと一緒に帰ってきたイオリさん。アイさんはイオリさんに感謝を伝えますが、図々しい行動をするようになり……。
子どもの気持ちを尊重しない身勝手なママ友
アイさんの「晩ごはんができたら呼ぶから遊んでおいで～」という言葉に衝撃を受けるイオリさん。当たり前かのようにごはんを食べて帰ったアイさんを見て、胸がざわざわしました。
ある日「アキラくんとおそろいで甚平を着たい」という息子の言葉を聞き、イオリさんはアイさんと子どもたちと一緒に甚平を買いに来ました。アイさんは映える甚平を見つけ、アキラくんに「これにしよう！」と提案します。しかし、アイさんの提案をアキラくんは拒否。「ママが言ってるやつはママが好きなんでしょ！？ぼくはイヤだ！！ダサいっ！！」と泣きながら訴えました。アキラくんの言葉を聞いたアイさんは「黙って聞いとけ！！」と怒鳴ります。
アイさんの様子を見たイオリさんは「いくらなんでも言い過ぎだよ」と止めますが、アイさんは「気にしないで！さっ、コレにしよう～」と自分の選んだ甚平を買おうとします。イオリさんは、アイさんのSNSに投稿にアキラくんの意思がないこと、そしてアイさんがアキラくんの意見をねじ伏せているのでは……と考えるのでした。
アイさんは自分のことばかりで、アキラくんの意見を聞こうとしていないのがわかりました。子どもが自分の好きなものを言葉にできるようになるのは、大きな成長の一歩です。子どもの考えや意見を尊重するのも大切になってきます。親の都合を優先するのではなく、子どもとの会話で見えてきた気持ちに耳をすませるようにしたいですね。
次の話を読む → 著者：マンガ家・イラストレーター ねぼすけ
