雑貨販売員の日常を描くオムニウッチーさん(@omni_uttii821)。今回は、ラッピング待ちの客に渡す番号札をめぐる創作漫画「ラッピング希望のお客様」を紹介する。客に「は?もらってないけど」と言い張られ、絶望した店員に起きたまさかの出来事とは。
■客の「ごめんなさい」に驚く店員



ラッピングを依頼した客は、最初から「値札はきれいに剥がして」「割れないように包んで」と強めの口調だった。オムニウッチーさんは「ちょっとクセが強い人かもしれない」と警戒しながらも笑顔で対応。ラッピングを待たずに「別の用事を済ませてくる」という客に、番号札を渡した。
しかし、客が戻ってきた際、渡したはずの番号札を「お預かりしますね」と言うと、「もらってないけど」と強気に言い張られた。
渡したはずだと説明するも、水掛け論に。これ以上言い争ってクレームになることを恐れ、オムニウッチーさんは諦めた。しかし、渡したはずというモヤモヤは残った。
その10分後、客が再び現れ、「お財布に入ってた」と番号札を持って謝罪に来たのだ。この予想外の展開に、読者からは「嫌な感じのお客様が、後日きちんと謝ってくれて、気持ちが晴れ晴れすることある」といった驚きの声が寄せられた。
番号札をなくす客は多いそうで、「ほぼ返ってこないので多分破棄されている」とオムニウッチーさん。だからこそ、わざわざ戻ってきて謝罪してくれたことに感動したという。
「マイナスからスタートしているから加点がすごかった」と話すオムニウッチーさん。この経験から、当たり前のことでもきちんと対応してくれたときの喜びを再認識したそうだ。
取材協力:オムニウッチー(@omni_uttii821)
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