「舌の奥にぶつぶつ」は”性感染症”のサイン?何科に受診すれば良いかも歯科医師が解説!

「舌の奥にぶつぶつ」は”性感染症”のサイン?何科に受診すれば良いかも歯科医師が解説!

舌の奥のぶつぶつで受診すべき診療科

舌の奥にぶつぶつができたとき、どの診療科を受診すればよいか迷う方も多いでしょう。症状や背景に応じた適切な診療科を選択することで、効率的な診断と治療が可能になります。

症状別の適切な診療科

痛みや腫脹が強く、咽頭痛や嚥下困難を伴う場合には、耳鼻咽喉科が第一選択となります。耳鼻咽喉科では、喉頭鏡や内視鏡を用いて舌の奥や咽頭を詳細に観察し、炎症の程度や病変の性状を評価できます。扁桃炎や咽頭炎、舌炎などの診断と治療が専門領域です。発熱や全身倦怠感を伴う場合にも、耳鼻咽喉科での診察が適しています。

口腔内全般の症状や歯茎の腫れ、口臭などを伴う場合には、歯科口腔外科が適しています。口腔粘膜疾患の診断や生検、舌腫瘍の評価などに対応しており、必要に応じて専門的な治療が受けられます。また、皮膚症状や全身症状を伴う場合には皮膚科、性感染症が疑われる場合には性感染症内科や泌尿器科、婦人科の受診も検討されます。初診でどの診療科を選ぶべきか迷う場合には、まず内科を受診し、適切な専門科への紹介を受けることも一つの方法です。

初診時に伝えるべき情報

受診時には、いつからぶつぶつができたのか、痛みの有無や程度、色や形の変化、出血の有無など、症状の経過を具体的に伝えることが重要です。また、最近の体調変化、発熱や全身倦怠感、他の部位の症状、食事や睡眠の状況なども診断の手がかりになります。症状が出現した前後の生活状況や、きっかけとなった出来事があれば、それらの情報も有用です。

既往歴や内服薬の情報も重要です。免疫抑制剤や抗生物質の使用、糖尿病や自己免疫疾患の有無、喫煙や飲酒の習慣、最近の性的接触の有無なども、必要に応じて医師に伝えましょう。特にアレルギー歴や薬剤に対する過敏症の情報は、治療方針を決定するうえで欠かせません。写真を撮影しておくと、経過観察や診断の際に役立つこともあります。症状が変動する場合には、症状が強い時期と軽い時期の違いについても説明できると良いでしょう。

まとめ

舌の奥にぶつぶつができる原因は、正常な解剖学的構造から感染症、全身疾患、まれに腫瘍性病変までさまざまです。痛みの有無や形状、経過を観察し、2週間以上改善しない場合や増大する場合には、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科を受診しましょう。日常的な口腔ケアと生活習慣の見直しが予防につながります。気になる症状がある場合には、自己判断せず専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。早期発見と早期対応により、多くの場合、良好な経過が期待できます。口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しているため、日頃から注意深く観察し、異常を感じたら速やかに医療機関を受診することをおすすめします。

参考文献

厚生労働省『生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット』口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連

国立がん研究センター がん情報サービス『口腔がん』

日本口腔外科学会『口腔外科相談室』

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。