警戒心全開の元保護子猫を迎えて始まった「初めての猫との暮らし」 ともに過ごすなかで深まった絆に心温まる

写真の猫は、X(旧Twitter)ユーザー@kai_kuromameさんの愛猫・まめ蔵くん。推定生後5カ月のときに迎えられた、元保護猫だといいます。

子猫時代の1枚 前足をクロスさせるシルエットが美しい
引用元:@kai_kuromame
子猫時代の1枚 前足をクロスさせるシルエットが美しい

まめ蔵くんとの出会いは、親戚に誘われ初めて行った譲渡会。そこにいたほかの猫たちは人慣れしているなか、まめ蔵くんはケージの隅でタオルに隠れるようにして、かたまっていたのだとか。

飼い主さん:
「ノラの母猫から生まれ、生後4~5週間ほど外で暮らしていたこともあり、保護当初からとても怖がりかつ警戒心全開だったそうです。

譲渡会の入り口付近にまめのケージが置かれていたのですが、足を止める人がほとんどいなかったことが気になり、わが家へお迎えすることに決めました」

飼い主さんにとって初めての猫との暮らし
お迎え初日に撮影された1枚 警戒している様子が伝わってくる
引用元:@kai_kuromame
お迎え初日に撮影された1枚 警戒している様子が伝わってくる

実は飼い主さんにとって、まめ蔵くんは“初めての猫”。「今でも日々が勉強」だといい、お迎え当初はまめ蔵くんの変化や成長に、驚かされることもあったそうです。

飼い主さん:
「わが家に来てからも警戒心MAXでビビりまくっていたので、ゴハンやトイレのお世話以外は、基本的に近づかない生活をしていました。抱っこはNG、キャリーに入れるときは大暴れで、動物病院に行く際に全力で噛まれ、手に穴が空くことも(笑)

そんな日々が続くなか、ある日急に飼い主がいるベッドに上ってきて、隣に転がるようになったのには驚きました。『こんなに突然距離を縮めてくるの!?』とうれしいのはもちろんですが、当時は戸惑いと驚きが強かったです」

初めて返事をしてくれた日は本当にうれしかった


すっかり慣れてきた? お迎えしてから20日くらい経ったときの様子
引用元:@kai_kuromame
すっかり慣れてきた? お迎えしてから20日くらい経ったときの様子

飼い主さん:
「また、名前を呼んで初めて『ニャ~』とお返事してくれた日は本当にうれしくて、今でもよく覚えています。用事もないのに何度も名前を呼んでしまいました。

私自身も『ママ!』『ゴハン!』『ドア開けて!』など、まめのよく話す猫語は聞き分けられるようになってきて、お休みの日は一緒に“おしゃべり”しています」

2才半になったまめ蔵くんの様子
成長後の様子 とってもかっこいい1枚
引用元:@kai_kuromame
成長後の様子 とってもかっこいい1枚

飼い主さんによると、まめ蔵くんは現在推定2才半に。最近の様子については、こんなことを教えてくれました。

飼い主さん:
「お迎え時と変わらず基本的にはビビりな性格で、ふだんから飼い主にべったりという感じではありませんが、たま~にびっくりするくらい甘えん坊な姿を見せてくれるので、その瞬間をいつも心待ちにしています。

最近引越をしたのですが、新しい家でもいろいろな窓から“ニャルソック”しているらしく、知らない間にご近所さんから“黒猫がいるお家”で覚えられていました(笑)」

大切なまめ蔵くんへの思い
ニャルソック中のまめ蔵くん
引用元:@kai_kuromame
ニャルソック中のまめ蔵くん

最後に、飼い主さんはこんな思いを聞かせてくれました。

飼い主さん:
「どんなに忙しかったり辛いことがあったりした日でも、まめがいてくれるだけでリセットされて“日常”に戻れます。

『どんなときでも変わらずそばにいてくれてありがとう。ずっと一緒にいるから、1分1秒でも長生きしてね』と伝えたいです」

まめ蔵くんと飼い主さんの絆は、ともに過ごす日々のなかで、強く深くなっていることがわかりました。

写真提供・取材協力/@kai_kuromameさん/X(旧Twitter)
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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