子どもの白血病の初期症状とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「白血病の初期症状」はご存知ですか?大人・子供それぞれの初期症状も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
武田 美貴(医師)
平成6年札幌医科大学を卒業し、札幌医科大学放射線科に入局。画像診断専門医となり、読影業務に従事。その後、新たな進路を模索するため、老年医療や訪問医療、リハビリテーションなどを学ぶ。現在は、一周回って画像診断で母校に恩返しをする傍ら、医療事故の裁判では、患者に寄り添う代理人を、画像診断と医学知識の両面でサポートすることをライフワークとしている。
「白血病」とは?
白血病とは、血液のがんのことです。血液には、赤血球、白血球、血小板という3つの血球がありますが、これらの血球が作られる過程で何らかの異常が発生して、白血病細胞と呼ばれるがん細胞が作られて、血液や骨髄の中にそのがん細胞が増えてしまった状態で起こる病気です。白血病について、解説していきます。
子どもの白血病に気づくきっかけとなる初期症状
子どもの白血病の初発症状は、発熱や貧血、出血傾向、ぐったりしているなど、特徴的な症状はないとされています。子供の白血病に気づくきっかけとなる初期症状について、解説していきます。
骨痛
がん化した白血病細胞が骨髄で増殖すると、骨痛(骨の痛み)がでることがあります。骨痛は、下肢で比較的頻度が高いとされています。子供の場合、下肢の骨痛では白血病の他に骨原発性腫瘍などが存在する可能性もありますので、骨痛が長引く場合には整形外科を受診しましょう。
頭痛・嘔吐
白血病細胞が中枢神経に浸潤すると、頭痛や吐き気、嘔吐が起こることがあります。頭痛や吐き気のような症状は脳腫瘍を疑う症状ではありますが、白血病細胞の中枢神経系への浸潤でも起こる症状です。頭痛や吐き気が続く場合、まず内科を受診しましょう。頭痛の原因を調べるために頭部CTが行われることがありますが、白血病の浸潤では明らかな腫瘍を形成していないこともあります。その場合、血液検査で異常があること、腹部エコーや腹部CTで脾臓のサイズが大きい、肝臓が腫れているなどの所見が認められ、白血病と診断されることもあります。
皮膚のかゆみ
白血病で皮膚のかゆみが症状としてあらわれることがあります。白血病に関連する皮膚症状では、出血傾向として内出血が見られることが知られていますが、白血病細胞が皮膚に浸潤すると、皮膚にかゆみが生じることがあります。

