今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
A子さんは小さい頃、母親から「掃除しなさい」と口酸っぱく言われていたそうで、頻繁に訪れる掃除タイムにうんざりしていました。大人になって知った、当時の母親の気持ちとは──。
掃除にうるさい母
私が小学生の頃、母はしょっちゅう「掃除しなさい!」と目くじらを立てていました。
週末はまるで大掃除かのように、午前を掃除にあて家の隅々まで掃除するほど、とにかく掃除に力を注ぐ人でした。
頻繁に訪れる掃除タイムに、私はしんどい気持ちになることもありました。
大人になって知った母の気持ち
私が子どもを産んでから、母とよく昔の話をするようになりました。
ある時、「あの時のお母さん怖かったな。掃除への熱意が」と笑いながら話すと、母は「お兄ちゃんがアトピーになっちゃって、とにかくホコリに気を付けていたのよ」と話し出しました。
なんでも、アトピーで顔が赤くなった兄に心無い言葉を言う子もいて、絶対に治したいと思い、まずは生活のなかで出来ることをしようと、掃除を頑張っていたそうです。
当時は母に対して怖いイメージが強かったですが、兄を守ろうと戦っていたのだと思うと、グッとくるものがありました。

