亜鉛を多く含む食品とは?メディカルドック監修医が過剰摂取すると現れる症状も解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「亜鉛の効果」はご存知ですか?男女別に管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
大隅 加奈子(管理栄養士)
管理栄養士取得後、特定保健指導や病院で栄養管理・栄養指導・給食管理に従事し、現在はフリーで活動中。イベントやセミナーに参加し、みなさまの食生活のお悩みに応えられるよう努めています。
「亜鉛」とは?

亜鉛は体内に約2,000mg存在し、骨格筋、骨、皮膚、肝臓、脳、腎臓などに広く分布しています。亜鉛は、DNAやたんぱく質の合成、味覚の形成、性腺機能の維持、皮膚の代謝、免疫機能など、多くの生体機能において重要な役割を果たす酵素の構成成分です。このように、健康を維持するために欠かせないミネラルですが、体内で作ることができないため、食事からの摂取が必要です。
亜鉛の一日の摂取量

日本人の食事摂取基準(2025年版)で、以下の通り基準値が設けられています。
【一般成人の推奨量】
男性:9.0−9.5㎎/日女性:7.0−8.0㎎/日
【一般成人の耐容上限量】
男性:40−45㎎/日 女性:35㎎/日

