やす子、好感度芸人から炎上芸人に?「キャラ変」が招いたアイドルへの“不適切発言と度重なる物議”

やす子、好感度芸人から炎上芸人に?「キャラ変」が招いたアイドルへの“不適切発言と度重なる物議”

今年だけで複数炎上。やす子に何が起きているのか

 画像:株式会社 中国放送 プレスリリースより他にも、今年5月放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)に出演した際、朝型の女性を全面否定するような毒舌を披露し物議を醸した。今年に入って、何かとやす子の言動が問題視される場面が多くなり、その延長線上に猪狩への不適切な発言もあったと考えられる。

なぜ好感度の高かったやす子が、急に批判を受ける芸人になったのか?

その理由として、急激な「キャラ変」を行ったことにより歪みが生じているのではないかと推測される。

やす子は、今年に入って「キャラ変宣言」とも捉えられる発言を幾度か行っている。2月に出演した『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で「好感度が上がりすぎて怖い」と告白し、「高級外車を買いたい」「シーシャを吸いたい」といったキャラとは異なる側面を披露。

また、8月の映画イベントでは、迷彩服を着ない機会が増えたことを話し、「事務所の意向です。キャラ変してま~す!マネージャーさん、ありがとう~」と明かした。これらの発言から、やす子が「良い人キャラ」を脱し、芸人として幅を広げようとする意図が見えてくる。

キャラ変で自滅の危機? 芸人としての正念場に

その過程で、突如毒舌や荒々しい言動を披露して番組で大失敗している様子がうかがえる。やす子は、「自衛隊あるある」を武器に、2021年放送の『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)で大ブレイクしたネタに強い芸人だった。

しかし、テレビ出演が増えるにつれロケが中心となり、いつしか純朴で無害な芸人としての人気を獲得。その状況に本人が悩み、「キャラ変」を決断した可能性が考えられる。

 画像:ニベア花王株式会社 プレスリリースよりただ、芸人がキャラ変をするには多大なスキルと時間が必要だ。特にやす子のようにすでに成功している芸人ならなおさらだ。試行錯誤を重ねながら毒舌を披露しているが、成功しているとは言いがたい。毒舌や共演者のイジりやガヤは、相手だけでなく世間の反応まで考慮した高等なテクニックが必要とされる。

結果として、トークがお世辞にもうまいとは言えないやす子が、キャラ変を理由にたわいもないイジりや毒舌を披露することで、今回のような深刻なトラブルが発生しているのだ。

キャラ変も重要だろうが、いくつかの問題が起きている以上、本人の素質に合っていない可能性もある。安易に「良い人キャラ」の真逆である毒舌やイジりに方針転換する行動は、芸人としての寿命を短くしていると言わざるを得ない。

やす子といえば、かつてXで共演者から心ない発言を受けた騒動の被害者として知られ、本人も当時「とっても悲しい」と呟いていた。その彼女が急激に「ヒール役」にキャラ変することは本人の自由だが、ファンを悲しませるような言動だけは避けるべきだろう。

<文/ゆるま小林>

【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆



配信元: 女子SPA!

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