
韓国の5人組アイドルグループ「LE SSERAFIM」の宮脇咲良」が、いま“美容を語れるアイドル”として一歩抜きん出ている。LE SSERAFIMといえば、先月東京ドームでコンサートを終えたばかり。宮脇咲良はその日本人メンバーで、元HKT48・IZ*ONEとして日韓で活躍し、現在は美容家になりつつある。かつては自身のYouTubeではゲーム配信をやっていたものの、最近では美容に力を入れている。彼女の代名詞となりつつある“透明感”はSNSでも話題だが、その美しさの正体は何なのか「R.O.clinic(アールオークリニック)」(東京・渋谷区)の呂秀彦院長に分析してもらった。
M子:咲良ちゃんって、とにかく肌がキレイ。韓国の女性の“透明感”って格別だと思うんですけど、咲良ちゃんはまるで韓国の女性のような肌ですよね。あれって医学的にはどんな状態なんですか?
呂院長:真皮層がほどよい薄さで毛穴が少なくキメが細かい状態で、陶器のように滑らかでしっとりとした美肌ではないでしょうか。
M子:陶器肌って本当にあるんだ…。あれをマネしたい人って多いですよね。まず何から始めればいいんですか?
呂院長:ハイドラジェントル、ピコレーザー、エレクトロポレーションの順番で、美肌マシンをしてみるとか。IPLの施術で陶器のような肌に仕上げるのがいいのではないでしょうか。
X男:完全にプロの手順だ…美容って順番が大事って言いますよね。
M子:素肌を育てるってなると、20代・30代・40代で、優先すべきケアも変わるといいますけど。
呂院長:どの世代でも紫外線防止、保湿、過度な摩擦を防ぎ、ケアしていくことが大事ですが、年齢とともに水分の保湿量が下がってくるのでしっかりと十分な保湿をすることでシワたるみの予防になります。
M子:最近クリニックに来る女性の“肌悩み”って、どんな傾向があるんですか?
呂院長:年齢によって異なりますが、若い方は美白が多いですし、中高年ですとシミ、シワ、目周りの小ジワ、口周り、フェイスラインのたるみの相談が多くなります。
X男:世代で悩みがくっきり分かれますね。韓国アイドルって、年齢関係なく肌がピン! として見えるからすごい。
M子:SNSでは美容トレンドが次々に出てきますけど、先生から見て“これ危険”ってものはあります?
呂院長:過度なヒアルロン酸注入などは、バランスが崩れることがあるので要注意です」
X男:やっぱり“注入系は足しすぎ注意”なのかも」
M子:私の友人のモデルさんは、注入系は本当にやりすぎると“風船みたいに”なっちゃうから気をつけてって言いますもん。素肌力を底上げするために、ホームケアと医療のベストバランスってどんな感じです?
呂院長:ホームケアとしては、レチノールの入った保湿力の高いスキンケアを使うことで、肌の新陳代謝を促します。その後、保湿を十分しておくのがよいでしょう。クリニックでシワやシミ取り、美白治療を行うのもおすすめです。
X男:家では“育てる”、クリニックでは“整える”っていう役割分担ですね。
M子:咲良ちゃんって、5年くらい前のインタビューで、“月に一度は結局、皮膚科”って発言していたんですけど、レーザーとか角質ケアに通ってるんですって。あの努力を見ると私も”って気持ちになります。角質ケアしてないなあ、最近…。
X男:がんばって!
【 連載コンビ・プロフィール】
M子:美容と芸能のライター歴25年。誰もチャレンジしない時代に、女性誌で初めてプチ整形を体験取材した一人。美容整形への風当たりが強い時代から美容術の「今」を追っている。
X男:美容整形業界に長く在籍し、コーディネーターとしてTV・出版業界、芸能事務所、財界にも太いパイプを持つ。
