●過去の抗議文は「議会の非民主的な運営に対するもの」
新井氏の除名処分後、同連盟は2020年12月、黒岩町長や群馬県知事らに宛てて、次のような抗議文を提出していた。
<群馬県草津町議会は「女性ひとり議会」です。新井祥子議員が町長による性被害を告発したことへの草津町議会の対応は、「性被害を告発したこと自体を否定する」人権侵害だと私たちは考えます。>
<私たちは草津町議会の民主主義を蔑ろにする行動に強く抗議するとともに民主的な議会運営と新井祥子議員の復職に向けた行動を強く求めます。>
今回の声明では、当時の抗議文で示した見解について「議会の非民主的な運営等に対するものです」と説明し、告発内容の真偽とは切り離した立場だったという認識を示した。

●「被害を訴える当事者を尊重する姿勢は変わらない」
同連盟は声明の結びで、今後の姿勢について次のように記した。
「これからも被害を訴える当事者を尊重し対応していく姿勢は変わりません。同じ思いの女性同士のつながりによるエンパワメントを願っています。
さらに、男女が半数ずつ存在する社会を議会に反映させること、フェミニズムに根ざした姿勢を持つ女性議員を議会に増やしていくことを基本に、これからも精進してまいります」

