風邪などの症状を引き起こす「RSウイルス」は、年齢を問わず感染しますが、特に乳幼児がかかると重症化することもあるので注意が必要です。一体、どの時期に流行するのか、感染経路などの基礎知識について、「グローバルヘルスケアクリニック」の水野先生に解説していただきました。

監修医師:
水野 泰孝(グローバルヘルスケアクリニック)
東京慈恵会医科大学大学院(小児科学)修了。タイ王国マヒドン大学熱帯医学部留学、在ベトナム日本大使館医務官、国立国際医療研究センター厚生労働技官、東京医科大学准教授・同大学病院大学病院感染症科診療科長などを歴任し、2019年より現職。日本感染症学会認定専門医・日本小児科学会認定専門医・日本アレルギー学会認定専門医。専門は熱帯医学・渡航医学・予防接種。
編集部
まず、RSウイルスについて教えてください。
水野先生
Respiratory Syncytial virus(レスピラトリ―・シンシチアルウイルス)の略であり、呼吸器の感染症を引き起こすウイルスです。
編集部
流行時期はいつですか?
水野先生
これまでは夏から流行しはじめ、秋に患者数がピークを迎えていました。近年では、年によって若干変わることもありますが、春から初夏にかけて患者数が増加し、夏にピークを迎えるようになっています。
編集部
どのような人がかかりやすいのですか?
水野先生
子どもから大人まで、誰でも感染する可能性がありますが、特に子どもに多いことで知られています。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%が少なくとも一度はRSウイルスに感染すると言われています。
編集部
RSウイルスの感染経路は?
水野先生
主に、接触感染と飛沫感染によって拡大するとされています。接触感染は、RSウイルスに感染している人と直接接触したり、感染者が触れたもの(ドアノブ、手すり、スイッチなど)を触ったりすることで感染することを指します。その一方で、飛沫感染はRSウイルスに感染している人の咳やくしゃみなどを介して感染することを言います。
※この記事はメディカルドックにて<「RSウイルス」に感染したらどうなるかご存じですか? 症状が悪化しやすい人の特徴も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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