「心不全で亡くなる時」に現れる5つの症状はご存知ですか?【医師解説】

「心不全で亡くなる時」に現れる5つの症状はご存知ですか?【医師解説】

「心不全で亡くなる時」についてよくある質問

ここまで心不全で亡くなる時について紹介しました。ここでは「心不全で亡くなる時」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

心不全で亡くなる時、呼吸や息苦しさのような症状はありますか?

佐藤 浩樹 医師

高い確率でみられます。心臓のポンプ機能が低下し十分な酸素を体に送れなくなるためです。重症化すると、症状悪化により苦しむことになります。最終的に、徐々に呼吸が弱まり、呼吸停止に至ることがあります。

心不全の余命・生存率について教えてください。

佐藤 浩樹 医師

症状の重症度や年齢、治療法などによって大きく異なります。しかし、一般的には軽症の場合は適切な治療により長期間生存可能とされています。そして、中等症の場合は5年生存率約50%、重症の場合は5年生存率約20%と言われています。

編集部まとめ

心不全は、症状がよくなっても完全に治ったわけではなく、悪化や改善をくりかえしながら徐々に進行し死に至る病気です。心不全で亡くなる時は、様々な症状が出現し苦しみ、緩和ケアが必要な場合もあります。従って、心不全にならないための予防が重要です。食事、運動、嗜好、ストレスに注意して健康的な日常生活を送りましょう。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病にすでに罹患している場合もあるかと思われます。その際は、良好なコントロールを目標に医療機関を受診し適切な指導を受けることをお勧めします。

配信元: Medical DOC

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