
北村有起哉主演のドラマ「小さい頃は、神様がいて」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 /FOD・TVerにて配信)の第10話が12月11日に放送された。主人公は、食品会社で働く会社員・小倉渉(北村)。第10話は、渉とあんがついに離婚し新生活を始めた。(以下、ネタバレを含みます)
■大人たちに向けた珠玉のホームコメディー
同作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディー。二人の子を持つ小倉渉(北村)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ温かく描いていく。脚本は「最後から二番目の恋」シリーズなどで知られる岡田惠和氏が担当。

■あんの話で盛り上がる「たそがれステイツ」の住人たち
渉とあんはついに離婚し、あんは「たそがれステイツ」を出て行った。それぞれに寂しさを感じながらも、「たそがれステイツ」の一同はいつものように集まって会話に花を咲かせる。
永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)のなれ初めの話を興味深く聞いていた一同だが、渉が「ハッピーエンドだね」と言うと、部屋は静まり返ってしまう。小倉ゆず(近藤華)は、ここにいる全員が渉を気遣い、あんの話をしないようにしているのだと話す。気にせずに話をしてほしいという渉の言葉を聞き、一同、あんの話で盛り上がる。


■ゆずにある事を願い出る渉
キッチンカーのオープン日が決定した樋口奈央(小野花梨)と高村志保(石井杏奈)は、車を改装中の間、人気キッチンカーの人の元でお手伝いをしながらノウハウを学んでいた。一方、渉は部下の男性社員が育休に入ると聞き、頑張れと声をかける。
男性社員は「楽しみで楽しみで」と目を輝かせる。そんな姿を見た渉は、自分が若い頃にあんな生き方ができていたらと想像してしまう。
一人暮らしを始めたあんは、順(小瀧望)に食事に誘われる。寂しい時や辛い時はちゃんとSOSを出すようにと念を押す順。その頃、ゆずは「たそがれステイツ」の一人ひとりの動画をあんに送るため、撮影をしていた。すると渉は、ゆずにある事を願い出る。

■渉がゆずに願い出た事
ゆずは「たそがれステイツ」の一人ひとりの動画をあんに送る。その動画を見たあんは、嬉しくて笑顔になっていた。
その後、流れてきたのは渉の動画だった。渉は自分の動画もあんに送ってほしいとゆずに願い出ていたのである。
渉は動画内であんに「なんでもっとどうしてほしいか言ってくれなかったのか」と言う。そして、二人で乗り越えたかったと正直な気持ちを伝える。
渉は涙ながらにあんへの想いを伝えた後、体に気をつけてと言い動画を締めくくる。動画を見終えたあんは涙を流し、複雑な表情を浮かべるのであった。
SNSでは「渉があんに正直な気持ちを伝えていて良かった」「渉がもっと早くちゃんと話をしてたらなぁ」「渉のメッセージが素敵だった」と動画内であんに気持ちを伝えた渉に言及する声が多数上がっていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


