
「マイ・デーモン」のキム・ユジョンと「ペントハウス」シリーズのキム・ヨンデが共演する韓国のロマンス・スリラー「親愛なるX」の最終回となる第12話が12月4日に配信。完結を迎えた同作に出演陣がコメントを寄せた。
「親愛なるX」は、女優としての美しい顔の裏に残酷な本性を隠し、地獄から抜け出し頂点へ這い上がるためターゲット“X”たちを残酷に踏みにじっていく主人公・アジン(キム・ユジョン)と、彼女を救うために地獄を歩むことを選んだ幼なじみジュンソ(キム・ヨンデ)、そして2人の高校の同級生キム・ジェオ(キム・ドフン)の苦しい愛を描く物語。原作は同名人気WEBトゥーンだ。
11月に発表されたウォルト・ディズニー・ジャパンと韓国の大手動画配信サービスTVINGとのコンテンツ提携の目玉作品としてディズニープラス スターで全話独占配信中。今年最も衝撃的なロマンス・サスペンスとしてグローバルヒットした。
■出演陣からコメント!
――配信後、グローバルで大きな反響がありますが、キャストの皆さんにもその声は届いていますか?ヒットを受けての率直なお気持ちを教えてください。
キム・ユジョン:「親愛なるX」がTVINGとして海外に紹介する作品の第1作に選ばれたと伺った時、驚きと同時に身が引き締まる思いがしました。様々な国・地域で注目を集めていると聞くたびに、とてもありがたいと思いました。これほど多くの方々にご覧いただいているということだけでも、大変大きな意味を感じています。
キム・ドフン:「『親愛なるX』見てるよ、面白かった」と知人に言われて実感が湧きました。特に、普段ドラマや映画をあまり見ない友人から「面白かったよ」と言われたときは随分驚きました。
SNSでも本作について興味を示してくださったり、些細な情報でも熱く語り合い、登場人物の心情や状況に共感し、時には胸を痛める視聴者やファンの方々の声に触れるたびにホッとすると同時に手応えを感じています。本当に心から感謝しています。
――これだけ本作が視聴者を魅了する理由はどの点にあると思われますか?
キム・ヨンデ:興味深い題材や予測不能な展開、そして様々な登場人物たちが複雑に絡み合って生まれる感情の変化こそが、視聴者の皆様を惹きつけた要素だと思います。各キャラクターのしっかりしたバッグボーンも自然と視聴者の皆様を物語の世界に引き込む力になったと思います。
――キム・ユジョンさんは新境地ともいえるアジンという難しい役柄を理解するために、役作りで行ったリサーチや、参考にした作品・人物、あるいは監督と相談されたことはありますか?
キム・ユジョン:役作りのために、原作のウェブトゥーンを読み込み、キャラクターの変化や感情を分析しました。彼女の心理状態をより深く理解するために、心理学の教授にもアドバイスを求めるなど、専門家の方々にも協力していただきました。
ルックスに関しては、ウェブトゥーンに描かれたアジンの冷徹で落ち着いた雰囲気を表現するために、彼女の視線や目つきに気を配り、スタイリング面では初めてフルバングヘアに挑戦してキャラクターのイメージを構築していきました。
――アジンをキム・ドフンさん演じるジェオが笑わせ、ふたりが自然体で笑い合うシーンがとても印象的でした。まるで素で笑っているようにも見えましたが、あのシーンにまつわるエピソードがあれば教えてください。
キム・ドフン:僕も台本を読みながら「このシーンは絶対いいものにしたい」という意欲が湧きました。それは恋しかったアジンと数年ぶりに再会した状況で、アジン、ジュンソ、ジェオが一堂に会する数少ないシーンだったためです。
台本にはジェオとアジンが「キャッキャッと笑う」というト書きだけがありました。その笑いがお互いすっかりリラックスしたものになるといいなと思って、自然と即興の台詞や表情、ジェスチャーが生まれました。僕はユジョンさんがとびっきりの笑顔になることを期待して、思いつく面白い話をどんどんしました。実際、彼女を笑わせることは簡単なことではないので必死でした(笑)。

■日本のファンへメッセージ
――(まだ最終回まで見ていない人に向けて)物語が加速する後半の見どころと、作品を楽しんでいる日本のファンへメッセージをお願いします!
キム・ユジョン:物語が後半に進むにつれて、皆様がどんなことを予想してもそれを上回る展開が待っているかもしれません。これまで様々なキャラクターやストーリーが展開されましたが、まだまだこれからです。個人的にはこれまで本作をご覧いただいた皆様に、是非最後まで見届けていただきたいです。そして、「親愛なるX」を楽しんでくださっている海外の皆様に心から感謝しています。
それぞれの視点で作品を楽しんでいただいていることが、俳優としてとても大きな力になっています。どうか最終話までアジンの物語を見届け、様々な感情や疑問を共有していただければ嬉しいです。
キム・ヨンデ:アジンの変化、そして彼女を取り巻く周辺人物たちの感情や関係性は、後半でより一層密度を上げていきます。それぞれの人物がどのような選択をするのか、是非見守ってください。そして、いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。これからも良い作品、良い演技で皆様のご期待に応えられるよう頑張ります。これからも応援よろしくお願いいたします。


