
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『慎ましいOLの日常』の1エピソード『日々の善行』を紹介する。作者の戸山トモさんが、11月2日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、10万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、「週刊コロコロコミック」で短期連載中の『コンビニ令嬢きらら』(小学館刊)で知られる、戸山トモさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■電車を待っているOLの前に割り込む女性

スマホを見ながら先頭で電車を待っていたOL。そこに、さも当然かのようにOLの前に女性が割り込んできた。OLはその女性に対し何かを思案している様子を見せる。
家に帰って来たOLは就寝前のベッドの上で「今日はいい日だったな」とつぶやいた。電車待ちで、女性に割り込みされたにも関わらず、彼女がそう思った理由とは…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「敬意を表する」「善行の極み」「自分も毎日得を積んでる」「この考え方真似したい」など、多くのコメントが寄せられている。
[HEAD]作者・戸山トモさん「全員と肩を組みたい気持ちになりました」[/HEAD]

――『慎ましいOLの日常』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
コミティアに出展予定ではあったものの、原稿に割ける時間が実質2日しかありませんでした。 日頃から思いついたネタを書き溜めているメモがあるのですが、その中から短期間で形にできそうなネタを選び勢いで仕上げたのがこのOLの話です。
――『慎ましいOLの日常』シリーズには、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
たくさん共感いただいて嬉しいと同時に、「みんな何かしら抱えてるんだな…お互いに日々を乗り越えていこうな!」と、全員と肩を組みたい気持ちになりました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
『5.謝罪の流儀』の最後のコマで中指を立てるところです。作画の参考にするために自分でこのポーズをして、夫に写真を撮ってもらったら吹き出していたので「これはウケるかもな」と自信になりました。
――本作は共感の嵐でしたが、戸山さん自身の体験からさらに膨らまして描かれた作品なのでしょうか?
会議中に下ネタワードを連想する、というくだりは前職時代の会議中に本当に考えていたことですが、それ以外の『割り込み客に対する殺意』や『こっそり中指を立てる』などは「これくらいぶっ飛んだ発想のOLいたら面白いな」という妄想です。働きたくない系のセリフは全人類が思ってることを代弁してると勝手に思っています。
――戸山さんの作品は、1ページでサッと読めてオチまでわかりやすく描かれているように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
この話を描いていた頃は本当に時間がなくて、無駄なコマや背景を描いている余裕がなかったため簡潔になって読みやすくなったのかもしれません。笑
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
『絶対にこれを描きたい!』というものが特にないタイプの人間です。与えられたお題を自分なりに解釈して作品にするのが好きなので、逆にどんなジャンルやテーマを描いたら面白そうか、誰か教えてください!!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
読んでいただきありがとうございます!現在『コンビニ令嬢きらら』という、金銭感覚イカれお嬢さまが庶民の巣窟・コンビニで暴れるマンガを短期連載しています!人気次第で本連載化されるので、ぜひ週刊コロコロのサイトで読んでみてくださいね!

