原因は思わぬところに
結果として、母の症状は「アルコールの多飲」と「服薬の飲み方の誤り」が重なったことによる影響ではないか、という説明を受けました。母は昔から毎日お酒を飲む習慣がありましたが、これまで幻覚を見るようなことはありませんでした。
後からわかったのは、飲み忘れた薬をまとめて飲むことがしばしばあったということ。その状態でお酒を飲んでいたため、強く症状が出てしまった可能性があると知り、家族全員が驚きました。
まさか身近な人が突然「虫が見える」と言いだすとは思ってもおらず、最初は本当に何か危ないものに手を出したのでは……と疑ってしまうほど、怖かったです。
まとめ
今回の出来事で、普段飲んでいる薬であっても飲み方によっては思わぬ症状が出ることがあると実感しました。母には「飲み忘れた分をまとめて飲まないで」と念を押しましたが、年齢を重ねていく中で、服薬のタイミングを見守る必要性も感じました。身近なところにも、思いがけない危険が潜んでいるのだと痛感した体験です。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:常川まゆ/50代女性・主婦
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

