2.他の猫の口元やお尻のニオイ
猫同士は、顔を寄せ合ったり、お尻のニオイを嗅ぎ合ったりすることがあります。その直後に、「んん?(口半開き)」と固まる姿を見たことはありませんか?
これもフレーメン反応です。実は、猫の口の周りや肛門付近には、フェロモンを分泌する臭腺があり、猫同士のコミュニケーションに欠かせない器官。したがって、猫はその猫が誰なのか、仲間か敵かの判断などをニオイを通じて情報収集します。
特にお尻の肛門嚢(こうもんのう) と呼ばれる器官には、独自の強い匂いがあり、猫のプロフィール情報が濃縮されています。お尻を嗅ぐ行為は、挨拶や身分証明のような役割があるのです。
3.人間の足のニオイ
人間の足や靴下のニオイを嗅いだ時も、猫はフレーメン反応をすることがあります。SNSでも、その表情に「くさい!」とテロップがつけられていることもあるほどです。
猫のおしっこやお尻とは違い、学術的には“グレーな扱い”にはなりますが、実際に多々観察されています。それは人間の足は、強烈な個体情報のかたまりで、皮脂や汗の成分など、その人間の情報が凝縮されているからだと推察されています。
猫は、その情報を普通の鼻で嗅ぐのではなく、フェロモン受容器であるヤコブソン器官を使って分析することがあるのです。したがって、人間の足や靴下のニオイを嗅いで、ビックリしたような顔で固まっているのは、「臭い」ではなく、「情報確認中」。猫なりの「今日はどこに行ってきたのかな?」という聞き取り調査のようなものです。

